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出前館のBS比較 #会計クイズ 2019年1月13日出題
今週は、夢の街創造委員会株式会社(代表サービス:出前館)の連結貸借対照表をテーマにした問題です。
ちなみに、この会社は、なんとPER:約700倍だそうです。
※PERについては、一番下に解説を用意します。
では、問題です。
登場企業は、
・夢の街創造委員会
・カカクコム
の2社です。
問題の趣旨的には、同様に見えるBSですが、流動資産の中にある売上債権/未収入金の項目がビジネスモデルに影響されているように感じます。
本家の補足ツイート
では、それぞれの有価証券報告書を見ていきます。
夢の街創造委員会
主力の出前館は歴史が古く、2000年からサービスを開始しております。
2005年にはYahoo!と協業するなど、No.1になるためのアライアンスがうまい印象を受けます。
現在では、「LINEデリマ」サービスにLINEと業務提携していたり、加盟店17,000店を突破したり、食のEコマースの中心企業といった立ち位置です。
中心事業の出前館は、事業系統図は以下のようになっています。
オンラインでの発注が増える中、様々なポータルサイトや提携サイトを持つことで、デリバリーチェーンNo.1を確固たる地位としている一方で、今後は、シェアリングデリバリー事業も推進していくようです。
カカクコム
1997年に価格.comのサービスを展開し、様々なメディア事業を展開し、下記のような事業形態となっております。
上記の事業を見て、インターネットの普及が進む中で、情報の検索性を高めるポータルサイトを多岐にわたって運営していることが特徴とみてとれます。
これからは、『価格.com』『食べログ』に続く第三の柱を創出すべく、新規事業及び新規領域に取り組むようです。
参考資料 有価証券報告書
※PERって?
Price Earnings Ratioの略で、株価が1株当たり純利益(EPS:Earnings Per Share)の何倍まで買われているか、すなわち1株当たり純利益の何倍の値段が付けられているかを見る投資尺度です。 現在の株価が企業の利益水準に対して割高か割安かを判断する目安として利用されます。
注)SMBCより
1株あたりの純利益と株価の比較で構成されています。
割高/割安の指標として、使われることが多いですが、市場の期待感と読み替えるほうがいいと思っています。
それは、割安株であっても、株価は売買が成立して、上下するため、合わせて出来高が重要になります。取引量が少ない割安株はいつになっても、割安のままとなることがあるためです。
逆に、(今回の700倍のように)割高株となっていても、今後、新しい施策を発表することで上がることもあるでしょう。
そのため、市場の期待感が現れる指標と読み替えることが良いと思います。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
本家で、回答・解説をあげた際に、追記いたします。
回答
また、経営指標に関してですが、下記のような数字を出しています。
オーダーあたりの手数料がわかるため、オーダー数の予測ができれば、売上額も推測できるようになります。
今回の回答・解説でした。