陸路と海路で新宿→【釜山】→ソウルへ【旅記録10】
博多から釜山に渡り、迎えた釜山での二日目の朝。
今日は「釜山のマチュピチュ」と呼ばれる甘川文化村へ足を運ぶことにした。どんな風景が待っているのだろう?どんな出来事が待っているのだろう?心の中でそっと期待を膨らませながら、バスに乗り込む。
バスを間違え、気づけばどこかの最終停留場で降りてしまった。
スマホと睨めっこしながら対策を考えていると、さっきのバスの運転手さんが近づいてきて、「乗りなさい」と手招きしてくれた。なんと再びバスに乗せてくれ、目的地まで届けてくれるとのこと。
途中、同じバスに乗っていたお婆さんも、降りるバス停にくると、ジェスチャーで「ここで降りるのよ」と教えてくれた。予想外の優しさに胸が温かくなる。
バスを降り、運転手さんに感謝の気持ちを伝えながら深々と頭を下げ、バスが走り去るのを見送る時、自然と手を振って「ありがとう」と心の中で何度もつぶやいた。
そう言えば、2012年にソウルの地下鉄で、ボケーっと乗ってたら、そのまま地下鉄の車庫に入った事を思い出した💦
直ぐに折り返し運転をしてくれたので、何事もなく目的地の駅に到着したけれど💦
それはさておき、ここが「釜山のマチュピチュ」と呼ばれる甘川文化村!!個性あふれるアート作品の数々。そのユニークなデザインや色彩に、思わず足を止めて見入ってしまう。見ているだけで心が弾むような楽しさがある。
天気はあいにくの曇天だけれど、街全体が放つカラフルな雰囲気と、作った人達のポジティブなエネルギーが、どんよりとした空を吹き飛ばしてくれそうな気分にさせてくれる。
朝の甘川文化村は、人影もまばらで静けさが漂っている。
町が目を覚まし、活気を帯びる前のこの時間、どこか素顔のままの町と向き合っているような気がして好きな時間帯。観光の案内としては×ね🤣💦
日本の山などではすれ違う人に挨拶をするのが普通だから、韓国でも思わず明るく「アニョハセヨ!」と声をかけてみた。すると、多くの人は少し戸惑いながらも、笑顔で挨拶を返してくれた。この男性も、満面の笑顔を返してくれた。挨拶や笑顔が言葉の壁を越えて心に届くものだと実感した。
これはこの旅に役立つと確信!!
この出来事をきっかけに、旅ではできるだけ明るく、笑顔で人に話しかけることを心がけるようにした。すると、不思議と思いがけない出会いや助けにも恵まれた。まさしく笑う門には福来る。
甘川文化村散歩はもう少し、つづく。