葬儀社の人間が考える「死」の準備に必要なもの
ライフワークス終活実践コミュニティ運営事務局のクドウです。
今回は葬儀社に勤めて実際にご葬儀を執り行うまでに必要となる情報やご用意いただくものを実例から考えてご紹介していこうと思います!
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突然ですが、お亡くなりになられた際に葬儀社の人間が「一番最初にご用意いただくもの」としてお伝えする物は何だと思いますか?
答えは「写真」です。
こちらはご遺影写真として、葬儀の際に祭壇へお飾りし出棺の時にはご遺族代表にお持ちいただく写真となります。
意外とこの写真が手元にない方や、用意するタイミングになって「どれがいいのかな」なんて迷われる方も多くいらっしゃいます。
あらかじめ「私の葬儀はこの写真で!」と決めていたら家族も困ることがないですし、自分の気に入った写真を最期に使ってもらえるのも素敵なのではないでしょうか。
では実際に「葬儀社の人間が考える何を用意しておけば安心か」をご紹介いたします!
「これを用意しておけば大丈夫」3つのポイント
①写真(周りの人との思い出の写真があると、なお良し)
先ほどご紹介しましたように「写真」はご遺影写真でも必要ですし、斎場や教会でご葬儀を執り行う中でもメモリアル品として飾る機会も多いものです。
せっかくお別れに来てくれる人たちへ一緒に写った写真を見てもらって「あの時の思い出」を思い返してもらったり、若いころの写真をご家族(お孫さん)が見て「おばあちゃん、若い時こんな美人なんだね」なんて会話を耳にすることもあります。
②エンディングノート
このノートがあれば葬儀やお墓の希望を伝える以外に認知症や寝たきりになったとき
だれに介護やケアをしてほしいか(プロのヘルパーやケアサービスを受けたい・家族に介護してほしいなど)
どこで介護してほしいか(自宅や施設の希望)
延命治療はどうしたいか
余命告知やホスピスケアについて(告知してほしい・ほしくない)
などの生き方の最期の希望を記せるノートです。
意思表明ができなくなる自分はなかなか想像できないものですが、いま元気に計画を立てられるうちに”自分の希望”を周りの人に伝えておくのが大切なのではないでしょうか…
また、ご召天後に確認する項目として住所(何市民か)のほかに”本籍”は役所での手続きを進める上で必要な情報となります。意外と本籍が分からない方も多いので残しておけば安心です。
③保険や不動産・株など公的書類
葬儀後に急いで返却や手続きを行わなければならないものとして、健康保険の返却や年金の停止手続きなどが挙げられます。
また、なるべく早く手続きをした方が望ましいものとして
サブスク関係
銀行口座関係
インターネットバンキング
クレジットカード
などが考えられます。意外と落とし穴なのは”インターネット”にまつわるものです。パスワードやIDが本人以外分からないとなかなか手続きができないなんてことも起こります。
あらかじめ、大切な情報はまとめておいて分かるようにしておくと手続きをする人たちは助かりますよね!
あると必ず役立つ3つの物をご紹介いたしました。
それだけでなく、大切な人たちに感謝の気持ちや励ましになる言葉を残していけたらもっともっと素敵だと思いませんか?
「絶対必要!」とまでは言えないけれどあったらお互いに温かい気持ちになれる、最期をより良く終わらせるうえで葬儀社が考える終活グッズを詰めこんだ”あなただけの玉手箱エンディングBOX”を作っていきませんか。
次回詳細
開催日時:
2023年5月27日(土)13:30~16:00
会場:
東京プレヤーセンター(東京都千代田区神田駿河台2-1 御茶ノ水クリスチャンセンタービル404号)
テーマ:
・専門家から学ぶ正しい遺志の伝え方~エンディングノートを実際に書いてみよう!~(講師:高橋まどか)
・家族の中で自分だけがクリスチャンのときの葬儀(講師:野田和裕)
お申込み方法は3つ!お好みの方法でお申込みください。
1.通販サイト「LIFEWORKS MARKET」より購入
2.お電話でお申込み
0120-370-392(受付時間:平日9:30~17:00)
※時間外でのお申込みの場合、翌営業時間に折り返しいたします!
3.ライフワークスHPからお申込み
株式会社ライフワークスHPのお問合せフォームより、「就活実践コミュニティお申込み希望」と送信して頂ければ、折り返しご案内をお送りします。
来月も参加者の皆さんと一緒に、実践的に終活を進めていくことを楽しみにしております。テーマ自体は続いておりませんので、次回からの参加・単発での参加でも置いてけぼりになることはありません。ご安心くださいね!
皆さまのご参加をお待ちしております!