おでんくんサラリーマン

頭金無しで世田谷区に中古マンションを買った30代サラリーマン。好きなことは文章を読むことと書くこと。仕事で国際金融をかじっていることから、資産運用やお金の計算が得意です。おでんくんに似ていると2回ほど言われたことがあります。

おでんくんサラリーマン

頭金無しで世田谷区に中古マンションを買った30代サラリーマン。好きなことは文章を読むことと書くこと。仕事で国際金融をかじっていることから、資産運用やお金の計算が得意です。おでんくんに似ていると2回ほど言われたことがあります。

最近の記事

働きながら無料ツールで宅建を取った話

宅建受験の背景 不動産業界で働く人ならほぼ必須の国家資格「宅地建物取引士」 毎年約20万人が受験し、合格率15-20%とある意味ちょうど良い難易度の資格試験だなと思っていました。 民法の勉強は「貸金業務取扱主任者」で一通りやっていたし、契約書の基本的な知識も活かせるだろうという相乗効果も期待出来たり。 本ブログのテーマでもある投資において必ず挙がる手法のひとつが「不動産投資」。融資を引いて立地の良い物件を入手すれば、入居者が負債の返済をしてくれて、いずれ不動産が残ると

    • 金融業務2級 財務戦略コースを受験してみた

      財務について学ぶ  きんざい(金融財政事情研究会)が主催する「金融業務2級 財務戦略コース」を受験し、合格しました。 これに合格すると日本CFO協会に入会でき、「プロフェッショナルCFO資格」の認定が受けられます。  だから何なんだという話ですが、「プロフェッショナルCFO」なる資格の知名度は皆無で正直この資格自体に価値はありません。  ただし、仕事でJV設立だの事業投資だのをかじると「WACCが〇%で・・・」「EBITDAが・・・」「ROICの改善が・・・」など、専門的

      • ZIPAIR でハワイに行ってみた【2022年7月編】

        7/14-7/19 の4泊6日の日程でハワイ旅行に行ってきました。コロナ禍前からハワイに行ってみたいね、と夫婦で話していましたが予想以上に状況は戻らず、しびれを切らしてフライングした感じです。 この記事では費用をとの内訳を中心に紹介しています。 観光スポットやホテルの最新情報は他の方がYoutubeにたくさんあげてくれていますので、そちらを参考に準備しましょう。 1. 予約のタイミング 2. 日本出国、入国に必要な条件 3. 費用の振返り 休みが決まったらすぐ予約

        • 自宅のテレワーク環境について考える ThinkLab HOMEをレビューしてみる

          ThinkLab HOMEを使ってみて 昨年12月の初めに、自宅のテレワーク環境ついての記事を書きました。 その頃は年明けにかけてコロナの状況は改善するものだという前提で、備忘録的に自宅のテレワーク環境を整備する過程を記しました。その後12月の中頃に「Think Lab HOME」が届き、早速開梱、組み立て。ものの5分で完成です。 標準形態がこちら(当然イスは別売りです)。 素材の99%が紙(段ボール)という、環境にもお財布にも優しい設計。価格は定価15,000円ですが、

          年末年始に買いたいガチホ銘柄5選 No.2

          年明けの株価年末年始は日本の機関投資家が休みとなる一方で、場が開いている日に休暇となっている個人投資家の資金が流れ込んできます。また、海外投資家は日本市場の薄い商いに乗じて、流動性の低い銘柄などで場を荒らすような仕掛けをぶち込んでくることもあるようです。 新型コロナが世界的に第3波といわれているものの、ワクチンの普及というプラスのイメージが先行して、21年も株高は続くものと思います。いずれにしても比較的コロナの被害が限定的な日本市場には、コロナ対策の金融緩和であふれた海外の

          年末年始に買いたいガチホ銘柄5選 No.2

          年末年始に買いたいガチホ銘柄5選 No.1

          私の株遍歴 2020年も年の瀬。日経平均が30年ぶりの高値を更新している状況で、最近株式投資を始めたという方も多いのではないでしょうか。そんな私は、自社の持ち株会に始まり、2013年ごろから株の投資を始め、信用取引で大負け(270万円)を食らって一旦退場。信用取引には手を出すまいと誓って現物長期保有へシフト。高配当銘柄を中心に買いためていましたが、持っていた銘柄の株価が揃いも揃って下落を続けそこそこの含み損を抱えていました。一方で配当は出していなくても順調に株価を上げ続けて

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          自宅のテレワーク環境について考える

           私は金融関係の上場企業に勤務していますが、オフィスが新橋にあることもありオリンピック期間を見越して1年ほど前からテレワーク環境の整備とテスト実施が行われてきました。ペーパーレス化も声高に進められ、紙資料の回付を電子的なワークフロー(申請画面から申込み、承認するフローを電子的に行う)の構築が進められてきました。  私の会社にもご多聞に漏れず、昭和思想の50代社員が会社組織を牛耳っており自分たちがイメージのできないやり方には抵抗を示す傾向にあります。これは人間が元来持つ変化に対

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          世帯年収1200万円の暮らしぶり

          よくYahooニュースで出てくるキャリコネニュースの「年収○○万円会社員のリアル」をついつい見てしまいます。 https://news.careerconnection.jp/?p=105071 学生の頃は年収1000万円や2000万円の人の暮らしぶりは、さぞリッチなものだろうと想像していましたが、実際にそういう方々と接してみると、「俺は金持ちだ!」というマインドは特にないのが実態です。年収1000万円超のステージに近づいてみると、その程度で金持ち面をしている方がイタい気が

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          家庭の中期経営計画策定について考える Part2

          前回の記事では家計における中期経営計画の考え方と、個人の決算(現金収支、資産状況の把握)について触れました。 今回は具体的に2021~2023年の3年間の家計経営計画を立てていきたいと思います。掲げた計画に愛着を持つためにも、策定した計画のコンセプトや想いをキャッチフレーズにしてみると良いと思います。私は今回の計画に「経営基盤強化ステージ」とでも名付けます(硬くてセンスが無くすいません)。 主な経営指標 ◆売上高を2020年比50%アップ(2023年までに年収と投資利益を合

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           規模の大きな企業に勤めている方は3年単位程度で「中期経営計画」が策定され、特に営業に関わる方は様々な意思決定に「中期経営計画」が影響していることを実感されていると思います。  私はいずれ経営者になってみたいという夢があるのですが、まずは家計をひとつの会社に見立てて経営してみようと考えています。そこで2020年をスタートとする我が家の「中期経営計画」を策定することとしました。妻は家計について疎い部分があり、一家の財務・経理・経営企画は私が担っております。妻は執行役兼相談役のよ

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          頭金無しで世田谷にマンションを買ってみる。最終章~まとめ~諸費用明細を公開

          購入か賃貸か 住宅購入における永遠のテーマ「購入か賃貸か」。21世紀になっても結論は出ないまま、きっと22世紀になると思います。これは正解が人によって違うからなのです。このテーマに対する私なりの考えを申し上げると、購入する不動産の資産価値を維持できる、もしくは将来的に売却も選択肢に入れる方は個人のB/S(バランスシート)を最大限利用する購入派。一方で移住、転居は苦にならないけれど、不動産を所有したりローンを抱えてフットワークが重くなるのを嫌がる人はP/L(プロフィット&ロス)

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          頭金無しで世田谷にマンションを買ってみる。第4章~住宅ローンの迷宮

          住宅ローンという迷宮 金融業の端くれを生業とする私からしても、住宅ローンは不動産業界に次いで独特の世界が出来上がっているな、という印象でした。ましてや普段から金利や保険や契約手続きに慣れない方が自分で手続きをやろうとすると非常に苦労するだろうなと思い、今回noteにまとめるきっかけにもなりました。  スマホで書類提出が完結する銀行もありますが、多くは未だに紙の申込書や本人確認書類を提出する必要があり、スキャン機能が付いたプリンターが活躍しました。プリンターをお持ちでない方は

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          頭金無しで世田谷にマンションを買ってみる。第3章~購入契約と住宅ローンの世界の入口

          最後の内見で条件に合った物件と出合う 実は購入を決めた物件は不動産会社がリストアップしたものではなく、私がSUUMOで見つけた物件でした。しかし担当者によるとSUUMOに記載の条件をレインズ(不動産会社向けのデータベース)に入れても出てこないとのこと。別の条件で検索してもらうと、最寄駅ではない駅から徒歩25分という登録の仕方がされていました。  考えられる理由は、売主の不動産会社が買主の不動産会社経由ではなく、購入希望者が直接問い合わせてくるのを期待しているのではないかとい

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          頭金無しで世田谷にマンションを買ってみる。第2章~内見した感想

          内見した物件の感想 前回絞り込んだ条件に従って抽出してもらった物件の間取り図をスクリーニングしてくと、だんだんと判断力が磨かれてくるのがわかります。100件以上の間取り図を一気に見ていくと、オーソドックスな間取りが掴めてきて、あとは立地や広さ、価格など後半になるにつれてスクリーニング精度が上がっていきます。  そのような作業を経てピックアップした4件を内見し、我々が感じた良かった点と悪かった点をお伝えしたいと思います。 ①東急大井町線等々力駅徒歩13分 築36年 2LDK

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          頭金無しで世田谷にマンションを買ってみる。第1章~物件選び

          東京でマンションを買うということ 「家を買うということは、一生そこに住み続ける」ことを意味していると考えていました。離婚したり、どうしても生活環境が合わない、仕事で転勤などの予測不能な事態は起こりえるでしょうが、そういうことがなければ住み続けるという固定観念。これは田舎で家を買う場合は正しいと思います。多くの人が一軒家を建てて、車二台と子二人、転勤もない地元企業に勤めるという生活像が想像できます。  ただし、東京都心にマンションを買うと、もう少しフレキシブルに動けることもわか

          頭金無しで世田谷にマンションを買ってみる。第1章~物件選び

          頭金無しで世田谷にマンションを買ってみる。序章~

           私は2020年8月、世田谷に中古マンションを買いました。東急大井町線の駅から徒歩5分ほどの築37年、5階建ての4階、間取りは2LDK。住宅ローン控除がギリギリ使えるほどの広さで、決して広いとは言えませんが夫婦二人と(授かるかもしれない)子一人ならなんとか暮らせる程度の間取りです。適度にリフォームもされていて、新築やリノベーション物件には及びませんが、普通に暮らしていくには十分な設備の状況でした。 住み始めて約2ヶ月。古いマンションなので後で不具合が出てこないか不安でしたが、

          頭金無しで世田谷にマンションを買ってみる。序章~