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Line-1に関わる治療薬、製薬会社、研究機関、著名人などについてのまとめ

前回の記事では、Line-1がどういった存在でどういった病気や疾患、老化との関わりがあるのかを解説させていただきました。

今回は記事はその多くの病気や疾病、老化現象に関わっている可能性があるLine-1の治療や製薬会社、研究機関、著名人などLine-1について関連する様々な情報のまとめを行います。

Line-1阻害剤(治療薬)を開発している企業

LまずはLine-1阻害薬、Line-1関連疾患の治療薬を開発しているトランスポゾン社。トランスポゾン社はTransposon Therapeuticsという表記名で、アメリカにある製薬企業です。
開発している治療薬はTPN-101という治療薬で、日本のバイオベンチャー上場企業「オンコリスバイオファーマ(証券番号:4588)」が提供(導出)したOBP-601という治療薬です。

治療薬の仕組み

TPN-101(OBP-601)は逆転写阻害剤というエイズ(HIV)の治療薬としてエール大学が開発したもの。オンコリスバイオファーマが全世界での権利を獲得した薬です。

HIVの治療薬としては大手企業での開発を断念されたTPN-101(OBP-601)ですが、ブラウン大学のジョン・セディヴィ教授の研究でアルツハイマー病の患者がアルツハイマーに掛かる割合が低いことに目をつけ、HIV治療薬をいくつか研究している中で
TPN-101(OBP-601)が研究薬の中で一番Line-1を阻害。Line-1の活性化を一番抑えられる薬として目を付け、オンコリスとの導出契約を締結することになりました。

ブラウン大学の研究は著名な科学雑誌Natureでも取り上げられました。

世界的な著名人との関り

Amazonのジェフ・べゾス、iPSの山中伸弥教授との関り

6/16に更新された最新の世界富豪ランキングでジェフ・べゾスが首位になりました。

そのジェフ・べゾスですが、近年は『若返り』と『長寿』に強い興味を示し、投資を行っていることをご存知でしょうか。

『若返り』と『長寿』には2つの重要な要素が必要だと言われています。 一つ目は『再生』。そして二つ目は『老化防止』、アンチエイジングです。

日本の株式市場では連日、サンバイオやクオリプスなど、再生医療分野の銘柄が大変市場を賑わせていますが、今回の記事では『老化防止』に関わる最新研究と、ジェフ・べゾスや山中伸弥教授とオンコリスバイオファーマのobp-601という薬との関わりについてまとめました。

https://businessinsider.jp/post-241803



世界一の大富豪となったジェフ・べゾスは、同じく世界的な大富豪であるユーリ・ミルナーやロバート・ネルセンなどと共に、アルトス・ラボというバイオベンチャー最大のユニコーン企業に投資をしているのをご存知でしょうか?

アルトス・ラボでは、研究者へ多額の資金を提供し、ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授を招聘するなど、精力的な活動を続けています。 そして、アルトス・ラボの新たな研究で、再生医療と並んで重要な項目として老化防止・アンチエイジングの研究も進められています。老化の仕組みについては近年、アルトス・ラボだけではなく様々な研究者により段々と判明してきています。


そしてアルトス・ラボも再生医療に 留まらず、若返り、老化防止のバイオベンチャーとして老化の仕組みの一つである『LINE-1』に注目をしています。 科学雑誌サイエンス(インパクトファクター56.891)へのアルトス・ラボによる寄稿。査読され掲載されています。その他のリンクもご参考まで。

https://x.com/altos_labs/status/1557499163226644482?s=46&t=IPZwaVYnn7e-haUB-ImSNA…


ここまでのリンクで世界の名だたる大富豪が若返りに投資をしていることと、LINE-1についてもある程度の理解が進んだと思います。

今後も引き続きLine-1についての記事を書いていきますので、宜しくお願い申し上げます。





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