週刊 なるほど!ニッポン 立川晴の輔 #325「群馬県中之条町に食べられるバラがあるって本当?」の巻 編集後記
東京 有楽町 ニッポン放送をキーステーションに全国へお届けするラジオ番組『週刊 なるほど!ニッポン』。
編集長の落語家、立川晴の輔でございます。全国津々浦々、ニッポンには、市町村が1,700以上もあります。その町ならではの魅力を、私、立川晴の輔の目線で独自に調査!それを10分にギュッと凝縮してあなたへご報告します。
このnoteでは編集後記とオンエアでは使われなかったお話・画像をお届けします。
写真満載の本編はコチラから読めます。
編集後記
今日は「群馬県中之条町に食べられるバラがあるって本当?」というトピックスでお届けしました。 「登坂園芸」の登坂哲也さんの本編ではお届けできなかったお話しをお伝えします。
-特徴というか普通のバラと違うところってどんなところですか?
観賞用のバラは、長く楽しむため、また輸送するために花の美しさはもちろんなのですが「花弁が厚くて強いもの」を品種改良して選んできたと思うのですけれども、この食香バラは食べることに重点を置いているので、とにかく花弁が柔らかくて香りの良いことです。花弁が厚いと食べたときの苦味や食べ辛さに繋がってくるのでそこが最大の違いだと思いますね。
-登坂さんが思うこの食香バラの魅力とは?
食香バラと聞くと「栽培が難しい」「病気」「害虫」など色々思われる方も多いと思うのですけれども。食香バラに関しては、それらの状況に強いので初めての方でも簡単に育てられるのですね。食べることが前提で無農薬生産しているのです。無農薬ですと産業化したときでも、農薬の散布がありませんし収穫物は花なのでとっても軽いのです。ですから女性や高齢者の方も参入しやすいと思っています。食べる花を作っている。その使い方はまだまだ未知の可能性がいっぱいありますので、いろんな人に関わっていただいて、楽しみながらも植物と文化を育てて行けたらと思います。
-食香バラを食べる文化もそうですけど、高齢者の方も働ける環境整備に繋がる。
そうですね
-「食香バラ」を作るきっかけは何かあったのでしょうか?
植物は私たちの生活にもっと身近にあって良いと思いました。スーパーに行けば、トマトやキュウリ、レタスなど一年中販売してますが、植物を通して季節を感じたり、コミュニティの和が広がったりすれば面白いかなと思いました。花を見るだけだと、なかなか興味を持っていただけないし、野菜だとちょっと違う気がして、そんな時、この食香バラを日本で広めようと取り組んでいるフロスオリエンタリウム社の浦辺さんと出会い「バラを食べる」というと聞いただけで面白そうだなと思い、取り組むことにしました。
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