鏡の向こうは、どんな顔
鏡の向こうはどんな顔、
むかし作家スタンダールは言った、小説は社会を映す鏡である。
都知事選のとき、YouTubeに現れてくる石丸系のやらせYouTuberのチャンネル削除は大変だった、消しても消してもネズミのように現れてきた。最近は思いだしたようにポッと、それもポツンと消して、なんともはや引用ばかりの底の浅いものばかり。
それにしても都知事選の投票率は60.62%、半分少し、他はほとんど無党派か無関心な人たち。これじゃ大企業や連合などの組織票、テレビ局、新聞社、出版社の利権がらみのソンタクで、世論操作を駆使した小池さんの勝利は明らかだった。
これでひとまず三井物産も読売も朝日もひと安心、テレビも出版社も電通も何故だか安心した顔が浮かんできます、それに貢献したタレントさんもなんとなく重宝されるのかなあ、なんて。
勝てば官軍、むかし関ヶ原で勝利した者たち、いまの裏社会で山口組分裂中、勝利しつつある六代目の栄華。
でも虚飾にまみれた晩節は惨めだ。いくら利権で結びついても、いつか利害関係は綻びが出てくるのは当然で、小池さん、大丈夫ですか。4年の任期は長い、どんなオチが待っているでしょうか。
かつてセクト的と言われたとき、曲がりなりにもテレビや新聞は支持母体に右翼や左翼的に自己主張があった、でも最近はアメリカに共産党が二つあるような政党に似て、すっかり資本主義に満足したジャパンでは中国共産党のような一党独裁のまわりに弱小共産党がいるようなものだった。
ジャパン人の肌には合っていた、NHKと民放、六大学野球の東大と私立大、公務員と企業会社。自由な資本主義が頭でいいと感じても、なぜか体は安心安全の平等な公務員でいたい人が多く見られた。
だからよくいうように、昔とはいえ水戸黄門や暴れん坊将軍の統治は、ジャパン人には心情的に理解できるのに、封建制度をろ過しないで、一気に資本主義で独立した単細胞のアメリカ人から、習近平と同じじゃないか、といわれてもジャパン人には意味不明、えっそうなの。
そういえば暴れん坊将軍もよく馬に乗っていたけど、北朝鮮のビデオの中で金将軍様も白馬に乗り、颯爽と、ほんと将軍は馬が好きなんだなあ。もしかしてジャパンのテレビドラマのファンかもね。
そんなこんなでトランプやマックの社長、あんたらは金持ちでえらい。うーん、こんがらがって、よくわかんない。
ほんと、もうすっかり資本主義に慣れきっちゃって政治変化なく、主義主張なんてどうでもよくなったテレビ局や新聞社、会社の存続の利権がらみで政治家と癒着して、仕事内容を忘れて批判精神をなくし、戦前の政商のような企業になった。国民の情報の窓口であるマスコミは、政治家と企業と癒着して三位一体。
投票率と同じで、個人の利権にしか興味がない、国民の気持ちを反映していた。