新プロポ 好きよ、チュッ
優れて偉大なものは身近にあり、無くなって初めて気づく
自然は調和して生きている、
少数の人が力を独占して、パワーを持っていたら他の人はパワーを削がれ、
少数の人がお金を独占していたら、他の人にお金がまわってこない。
少数に権力が集中すれば、他の多数は虐げられるのはあたりまえで、
少数のひとにお金が集中すれば、多数の貧乏人ができ上がります。
いくら国民を導いている北朝鮮の金将軍でも悲惨な人が多くいて、
いくら日常生活に貢献しているビル・ゲイツや、米国のプロ野球で国民を喜ばせている大谷翔平が莫大なお金を稼いでも、アメリカにはスラム街が人並み以上にあり、貧しいスポーツ選手も限りなくいます。
度を過ぎた権力やお金持ちは賞賛の一方でジェラシーを産み、憧れと共に怨嗟を高めていきます。
いつしか憎しみに似たものがあらわれ、単なる独裁者とか商売人、たかがボール遊びじゃないかと揶揄されていきます。
絶大な権力を持ったフランス王朝やロシア王朝に革命が起きたのに、議会が強く王が弱くなったイギリスでは平穏になり、傲慢な社長が追い出されるのもよく聞く話です。
芸人や大相撲、プロ野球が人気が出て、お金が入り豊かになっているのに、スキャンダルやいざこざばかりでなく大らかさもなくなり、芸や実力も人気もイマイチ萎んで亡びていくのは、自然であたりまえでした。
文学も売れすじのいい本ばかり出していったら、繁栄していくのに亡びているとは滑稽でも当然です。
物事はこれで十分なら、もう十分です、
朝昼晩、ご馳走ばかり食べていたら、金もなくなるし、体にもよくありません、
意外に滋養にいいものは身近にあって手に入りやすいのに、なぜか刺激があるものに目が奪われてしまいがちです。
必需品の米や味噌、醤油、塩などよく使うものはあたりのように安く、母乳は基本、タダです、
なのに生きていくのにあんまり必要がないもの、芸術品とかダイヤモンドはなぜか高い。
それに
優れて偉大なものは身近にあるのにわれわれは気づいていない、無くなって初めて気づきます。
太陽や水、大地、空気、
当然なのに、無くなって初めて気づきます。
太陽は大らかで明かりがあり、水は液体なのにべとべとした粘着性がない、大地は根付いて人をどんくさく支え、空気は光を和らげてくれます、和光同塵とも、
気負いがなくてメソメソした愁いがない、鋭くなくて輝いていなければ偉大といわれるだろう。
けれどもわれわれは、気負って愁いを込めて、物事すべてに鋭くありたくて輝いていたいと願う。
そんなわけで、大自然と同じで、大切なものはいつまでもあるわけでもなく、生まれたものはいつかは失われていきます、固執するのもどうかな。
あと100億年は生きていたい人はともかく、両親兄弟友人好きな人や物事の別れはつらい、情があり過ぎれば、なおつらい、50年前に別れたのにいま離れたかのようにいつもそばにいて、あるように淡々と付きあっていく方がいいでしょう。
日頃われわれは、太陽を拝んだり、水だ、水がほしいとか、大地にホホつかないし、空気さん、今日もありがとう、なんて感謝もしていない、当然って顔。
だから、たまには両親や旦那さんにも感謝してね、お願いします。
なくなって初めて気づく、優れて偉大なものは身近にある存在