「いい会話をしよう。」と心理的安全性
9月までとは打って変わり、10月から緊急事態宣言/まん延防止措置が明けてお客様が徐々に旅行に戻っていらっしゃいました。お宿さんもお待ちかねで、11月は各県単位のキャンペーンが活況、Go Toトラベルキャンペーン再開への注目も高まり、ようやく待ちに待った夜明けです!
先月は当社でも上半期の表彰と下半期のキックオフが行われ、盛り上がりました。
受賞されたみんな、おめでとう!
下半期は、平時に向けて着手してきた本業・宿泊予約事業のビジネスプロセスの最適化(いわゆるBPR)の総仕上げに入ります。
Afterコロナでの持続的な成長に向かって入念に準備していきましょう。
さて、キックオフではCCOの2人からも重要な発表がありました。
CCOとは、社員から選抜したChief Conversation Officerのこと。
当社は今年、会社としてのミッション・ビジョン・バリューを見直し、特にバリュー=行動規範は新しく「いい会話をしよう。」に決定しました。
その“いい会話”について、ポジティブな化学変化を仕掛けていく役割がCCOです。
CCOから、オンライン座談会、社内ラジオ温泉ON AIRに続き、今度は全社員からエピソードを募集し投票した「3ステップ」の発表がありました。
この検討にあたり、私は経営として一つだけ、CCOチームに話をしました。
一言で表現すると、いい会話を支えるであろう「心理的安全性」の意味についてです。
最近よく聞くようになった「心理的安全性」ですが、この言葉を聞いてパッと思い浮かぶのは、仲良し・誰の発言も罰せられない・会議の発言は自由、と言ったイメージではないでしょうか。
間違ってはいないのですが、実はもう少し深い意味があります。
心理的安全性の本来の定義は、
「どのような指摘をしても、拒絶されず、罰せられる心配もない信頼関係がある状態」
です。
一方、社内から募集した“いい会話”エピソードから抽出して作成した最初の概念は、「毎日、どこでも、誰とでも」「会話の一歩は自分から」がほとんどを占めていて、”信頼関係があるから指摘が出来る、そして成長していける”という観点はまだありませんでした。
心理的安全性の本来の定義を改めて知ったCCOチーム(CCOのダブルAさん、サポートの人事Tさん・Mさん)は色々と検討を行い、結論として、
・ 今の社内の状態は、リモートワークの導入で物理的に会えなくなったことや過去の経緯もあり、まずは会話の奨励が必要。
・ 次に、能動的に行動する状態が来ると良い。
・ 最終的に、心理的安全性の本来の意味の実現をしていきたい。
と考え、3ステップ制という結論を導き出してくれました。
そして社員のみんなの投票により、
STEP1:毎日、どこでも、誰とでも。
STEP2:会話の一歩は自分から。
STEP3:信じよう。本心で語り合おう。
という素晴らしい内容に決まりましたね^^
noteの初回でも少し触れましたが、経営として心理的安全性の本来の定義が実現できればゆこゆこという会社が大きく成長する素地が醸成されると考えていた中で、CCOチームは社員のみんなとキャッチボールをしながら社内の状態を熟考して、実現に向けてアプローチを構想し設計するという良い仕事をしてくれました。
さて、5月にお客様との間の“いい会話”を実現するためのキャンペーンとして「旅のおしゃべりダイヤル」を実施し、それがきっかけで幹部研修が始まったのですが、先月はCCOチームとの会話を踏まえて「心理的安全性」そのものをテーマにしました(私が講師を兼任しています)。
組織の中に真の意味での心理的安全性を導入するにはどうしたらいいのか。
ゆこゆこの良い人が多いという素敵なカルチャーから考察していったときに、ポイントは
「良い人“だけ”からの脱却」
であるだろうと考えていたのですが、研修のグループワークでもそこがポイントになりそうな傾向があると感じて、重点的に共有しました。
研修日だけで終わらせると一度きりになってしまいますので、現在、毎日の実践とリフレクション、定期的な幹部同士のチェック・インを実施して自己変容に努めてもらっています。
メンバーで興味のある方は上長に内容を聞いてみてくださいね。
「いい会話をしよう。」
その本質的な実践を通じて、より仕事を愉しく、より会社を成長しやすくしていきましょう^^
なお、CCOチームは“いい会話”の浸透に向けて次なる手を二つも考えてくれているようです。私も愉しみにしています。
【ONSENガストロノミーin神奈川県藤沢に参加】
ゆこゆこが理事に就任している「ONSENガストロノミー」のウォーキングイベントに伊豆箱根エリアGMのMさんと参加してきました。
https://onsen-gastronomy.com/eventinfo/fujisawa-20211003/
秋空にくっきりと浮かんだ富士山を望んだり、稲刈り真っ最中の田んぼを楽しんだり。
学生を中心としたボランティアの方々や地域の方々のホスピタリティが素晴らしく、名人が作った焼き芋やお肉屋さんのメンチカツなど、食べきれないほどの地産地消の食体験を満喫しました(食いしんぼう炸裂)。
【プライベート1コマ】
両殿下にかしづく同志たる夫です(私はライトグリーンの服、左が夫)。
第1殿下出産時、私は約2年育児に邁進してクリエイティブで非常に楽しかったので、第2殿下誕生時からは夫が育児を中心に担い私は仕事の方に比重を置くというバランスで家庭内分担をしています。