鬼滅と第1殿下
今日は人間業を休むと宣言し、「鬼滅の刃」を全巻読み返す。
鬼滅は、今、集英社の”女性誌”に軒並み付録でついておりその流行に驚くが、第1殿下の幼稚園でも大流行。しかし冒頭から炭治郎の家族5人が惨殺されるのでこれはまだ殿下に見せられない。子どもは話題について来れない子を明確に残酷に仲間外れにするが、殿下は暴力シーンが怖くて見られない戦隊モノや仮面ライダー(昔はアンパンマンもアンパンチが嫌だった)でも今は友達に教えてもらってあたかも毎週見ているかのようにいきいきと話せるので、サムイ奴ではあるだろうがまだ大丈夫かなと思う。鬼滅の主題歌も教えてもらってよく歌っている。
小学生の娘とアニメを見ている同僚は、意外と良いんですよ、鬼の悲哀が…と言っており、それは共感できる。Netflixのアニメは自然描写の美しさに感動する。
よく戦闘漫画で技を極めていくには発達段階を上げていくが、鬼滅にも同様の設定を感じた。悪役はたいてい主人公よりは技が上で史上最強だが、利己心もしくは一方的な世界平和の自己解釈が最後に仇となりいつも負けていくのである。
私は登場人物では可愛い天才少年の霞柱・時透無一郎と、極限の悲しみを超えて己を鍛えぬいた強く優しい親分肌の岩柱・悲鳴嶼行冥が大好きである。自分の中で前者の好みは可愛さによって変動があり、例えばデスノートのL(漫画より映画の松山ケンイチ)等に大いにハマってもそれは常ならざる。しかし後者の好みは不変であって、スラムダンクのゴリも、キングダムの王騎もとにかく好きである。
人間業を休んでも人恋しいのは相変わらずで、膝に第2殿下を乗せてPCに向かう。あたたかな重さが心を癒す。先月1歳にお成り召された第2殿下は、しかし、当然に膝の上でも大人しくはなさらず、デスクの上の物々を床に落とすかどうかの攻防戦と相成った。
この度初めてサポートして頂いて、めちゃくちゃ嬉しくてやる気が倍増しました。サポートしてくださる方のお心意気に感謝です。