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総合型選抜を実施する大学が増えている


総合型選抜(AO入試)は、やりたいことや将来の目標が決まっている学生にとって、一般入試とは異なる独自の評価基準で受験できる魅力的な選択肢です。一般的な学力試験だけでなく、受験生の人間性やポテンシャル、学外での活動実績などが評価されるため、自分の強みを活かし、特定の大学や学部に自分の適性を伝えやすい選抜方式といえます。

総合型選抜で求められる条件

総合型選抜で合格するためには、以下のような条件をクリアする必要があります。特に、評定平均や課外活動の実績、明確な目標の提示が重視されます。

  1. 学校の成績(評定平均)
    総合型選抜では、多くの大学で評定平均が4.0以上を求められることが多いです。これは、学力だけでなく、日頃の努力や継続的な学習姿勢を証明するための指標とされています。このため、学年で学ぶ内容を理解しつつも、早期の先取り学習が強い武器となります。例えば、志望学部に関連する分野を予習しておくことで、学校の成績が上がるだけでなく、受験時に自信を持って自分の興味・関心をアピールできるようになります。

  2. 課外活動・自己PR
    総合型選抜では、学外での活動実績や、志望分野に関する自己PRが大きなポイントです。例えば、部活動やボランティア活動、各種コンテストでの成果など、学外での経験が自己アピールに役立ちます。さらに、自分の関心や将来の目標に関する具体的なビジョンを示すことが求められます。このような経験は、ただの成績だけでは見えにくい、自分ならではの人間性や可能性を評価されるための材料になります。

  3. 志望動機と将来のビジョン
    総合型選抜の多くでは、志望する理由とその大学で学ぶことが将来どのようにつながるかを説明することが求められます。つまり、自分の夢や目標がはっきりしていることが非常に重要です。たとえば、「この大学の◯◯学部で専門的に学ぶことで将来◯◯の分野で貢献したい」という具体的なビジョンがあれば、大学側もその目標に共感しやすくなります。この点が不明確だと、合否に大きく影響してしまう可能性があります。

  4. 面接・小論文の対策
    総合型選抜では、多くの場合、面接や小論文も評価に含まれます。面接では、自己アピールや志望理由に関する深掘りが行われるため、事前にしっかりと準備をすることが必要です。志望分野に関する最新の知識を持っておくこと、面接官の質問に対して自信を持って答えられることが重要です。小論文では、論理的に自分の考えをまとめる力が試されますが、これは普段からの読書や文章作成のトレーニングで身に付けられます。


総合型選抜の専願制とリスク

総合型選抜は専願制であるケースが多く、合格すればその大学に入学しなければならないという制約があります。そのため、最終的な進路が明確になっている学生にとっては良い選択肢ですが、迷いがある場合にはリスクを伴います。志望大学や学部への強い意欲と、入学後のビジョンがしっかりしていることが大切です。

総合型選抜での成功のために

総合型選抜での合格を目指す場合、単なる成績の向上だけではなく、早期の先取り学習や課外活動への積極的な参加も重要です。また、自分の将来の目標を明確にし、それを実現するためにどのような学びが必要かを考えることが、総合型選抜で成功するための鍵となります。


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