【投手編】インターン生が選ぶ!6・7月のMVP
普段ライブ配信の裏で試合の速報をXに投稿するなど、徳島インディゴソックスを陰から支えるリモートインターン生。そんなインターン生が選ぶその月のMVP選手を紹介するこの企画!
後期シーズン6・7月編の投手MVPに輝いたのは阿波の精密機械、中込陽翔投手!!
中込陽翔 プロフィール
最速150km/h右腕。山梨学院高時代には甲子園出場経験もある中込投手は、質の高い直球とキレのある変化球、コントロールが持ち味。打者を翻弄する変則フォームも中込投手の魅力である。前期シーズンは22試合に登板し防御率2.83、41奪三振と大活躍しチームの前期優勝に大きく貢献した。
そんな中込投手の6・7月の成績がこちら!
6・7月の成績
なんといっても防御率0.00は圧巻。抜群の安定感で相手打者を打ち取り、チームの勝利に貢献してくれている。
奪三振能力も高く、7回⅔を投げて8奪三振、奪三振率9.39と高い数字を残している。そしてコントロールも良く、3.5を超えると好投手とされるK/BBという制球力を示す指標で中込投手は4.0を記録している。やや変速気味に投じられる吹き上がるストレートやキレのあるスライダーをゾーン内へしっかり投げ込み三振を奪えていることがわかる。その姿は読売ジャイアンツの大勢投手のようだ。
6・7月の公式戦で奪った三振の決め球としては約60%がストレートとなっている。中込投手のストレートはややシュート気味に動くためバッターとしては芯で捉えずらく、浮き上がって見えるため打つのは難しい。
また、中継ぎとして登板する中でイニング跨ぎをこなすこともあり、6登板中2試合でそれぞれ2イニングずつ投げている。今シーズンの通算成績で見ても複数イニングの登板では、1イニング目と2イニング目で奪三振数や被安打数は大きな差がなくしっかりと抑え込んでいる。このことから複数イニングを投げるスタミナがあることがわかる。
対NPBとの試合でも躍動している。徳島インディゴソックスは6月に阪神タイガースファームと、7月に読売ジャイアンツ3軍とそれぞれ試合を行っているが、中込投手は両試合に登板。合計3イニング、打者9人に対し8奪三振無安打無四球無失点の素晴らしいピッチングを披露した。
中継ぎとしてさまざまな場面で活躍を続けている、そんな中込投手の6・7月のFEATURE GAMEを振り返る!
6・7月のFEATURE GAME
①6月16日 阪神タイガースファーム戦
支配下選手も多く集まる阪神タイガースファームとの対戦で、中込投手は素晴らしいピッチングを披露した。0-0の4回表から登板するとクリーンナップと対戦。3番野口恭佑選手から空振り三振を奪うと4番の井上広大選手をショートフライ、5番の髙濱祐仁からも三振を奪い見事支配下選手のクリーンナップを3人でピシャリと抑えた。
②7月10日 読売ジャイアンツ3軍戦
この日の中込投手は全てのボールのキレにより磨きがかかっていた。6回から登板するといきなり2者連続三振を奪い、3人目の打者も打ち取った。そして次の回もイニングを跨いでマウンドに上がり、この回はなんと3者連続三振と素晴らしいピッチングを見せた。球威抜群のストレートやキレのあるスライダー、落ちるボールのコンビネーションでNPBチームを完全に押さえ込んだ。
インターン生の声
・6月7月無失点 巨人戦のピッチングも素晴らしかった。
・毎試合三振を奪っているイメージしかない。 巨人戦でも2回5Kの大活躍!
※インターンに関してはこちらをご参照下さい。
文・構成 進邦和馬