【野手編】インターン生が選ぶ!5・6月のMVP
普段ライブ配信の裏で試合の速報をXに投稿するなど、徳島インディゴソックスを陰から支えるリモートインターン生。そんなインターン生が選ぶその月のMVP選手を紹介するこの企画!
5・6月編の野手MVPに輝いたのは前期の本塁打・打点・盗塁の3冠、そして我らがキャプテンの寺岡丈翔選手!!
寺岡丈翔 プロフィール
177cm、85kgから繰り出されるパワーとスピードが魅力。打球速度はチームNo.1。今シーズンはキャプテンとしてチームをまとめるほか、内野にも挑戦中で幅広い場面でチームに貢献している。そんな寺岡選手の5・6月の成績がこちら!
5・6月の成績
5・6月は21試合の出場で27打点と、出場試合数を上回る打点を稼いでいる。これがどれくらいすごいことなのかというと、前期打点ランキング2位の愛媛マンダリンパイレーツ 浅井玲於選手が34試合で25打点である。また、昨年の打点王で現横浜DeNAベイスターズ 井上絢登選手の昨年の前期終了時の打点数が12である。
これらのことから寺岡選手がどれだけ早いペースで打点を稼いでいるかがわかるだろう(ちなみに昨シーズン前後期通算の井上選手の打点は39、寺岡選手は今年前期終了時点で43と昨年の打点王を前期で超えている)。
ちなみに打点の記録について、徳島球団の最多打点記録は2014年の大谷真徳、小林義弘両選手の56打点、四国アイランドリーグplusの記録は当時高知ファイティングドッグスに所属していたカラバイヨ選手の76打点である。このペースでいけば球団記録更新はほぼ確実であり、リーグの記録を塗り替える可能性すらある。
また、寺岡選手自身もコンスタントに出塁しており5・6月に出場した21試合中19試合で出塁している。ヒットを放つことはもちろん選球眼も良く、0.1を超えると一流とされる選球眼の指標であるIsoDは0.106を記録している。これは現在パ・リーグで出塁率、打率共に1位の福岡ソフトバンクホークス 近藤健介選手とほぼ同水準の数字である(近藤選手の成績は2024年6月13日終了時点)。
NPB相手にもしっかり結果を残している。5・6月に行われたソフトバンク3軍との4試合ではいずれもヒットを放っており14打数7安打、打率.500としっかり結果を残している。 2本ホームランも放っており、そのうち1本は支配下の大野稼頭央投手からの逆方向への満塁ホームランである。昨年の対NPB打率が.133であり、大きく成長を見せているシーズンとなっている。
走塁に関しても5・6月の21試合で12盗塁を記録しており前期終了時点で盗塁王である。昨年68試合で10盗塁だったことを考えると走塁の意識も高くなっていることがわかる。
また、今シーズンから内野の守備にも挑戦しており6/8の試合はサードとして先発出場。6/12のダブルヘッダー1戦目もサードとして先発出場し、試合途中からはショートも守った。強肩を活かした守備も披露しユーティリティさもアピールしている。
高い打率を残しながら打点を稼ぎ、塁に出れば盗塁をして自らチャンスを作り、守備でも広い守備範囲を必要とされるセンターを守りながら内野手にも挑戦しユーティリティさもアピールしている。5・6月の活躍は寺岡選手も目標の選手としているロサンゼルス・ドジャースのムーキー・ベッツ選手のような走攻守すべての面で大活躍だった(ちなみに寺岡選手とベッツ選手の背番号は同じ50)。
そんな寺岡選手の5・6月のFEATURE GAMEを振り返っていく!
5・6月のFEATURE GAME
①5/18 福岡ソフトバンクホークス(3軍)戦
福岡出身の寺岡選手の地元球団との試合。この日は初回からキャプテンが躍動する。初回2アウト満塁のチャンスでバッターはキャプテン寺岡選手。ソフトバンク先発の大野稼頭央投手の投げたチェンジアップを逆方向に上手く流し打ち、満塁ホームランで4点を先制。6回には2021年ドラフト1位の風間球打投手からもヒットを放ち、最終的にこの日は 2安打5打点1盗塁の大活躍。NPB相手にも昨年からの成長をアピールした。
②6/5 高地ファイティングドッグス戦
1点をリードされた4回裏、1アウト1・ 2塁のチャンスで逆転となる第6号3ランホームランを放つ。その後は四球を2つ選ぶなど出塁し、最終的にこの試合は2打数1安打2四球と活躍し、打率を一時4割にのせた。
インターン生の声
・打率、出塁率、長打率、打点とあらゆる数字でとんでもない値を叩き出した。打線の要として文句のない活躍。
・毎日HR打っているイメージ(笑)さすが打点王といった貫禄がある。
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(データ・成績は共に2024年前期終了時点)
文・構成 進邦和馬