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本を読むんじゃない、思考を読むんだ。

自分で言うのも、まったく恥ずかしいわけではないが、私は本を読むのが苦手だ。

縦読みや横読みがたくさんあるとか、知らない漢字があるとか、書いている人がうらやましいとか、そういうちっぽけなことではない。

詰まるところ、目が疲れるのだ。

だが、そんな私でも毎日本を読んでいる。

何を言っているんだ、このおっさんは。
言っていることがちぐはぐではないか。

そう思っている方々。誤解である。
私は、普段冗談ばかり言っているが、ここではそんなことは決してしない。

要は、本を全部読もうとするから続かないのだ。

私は読みたいところだけ読んで、次の本に向かうようにしている。

そうすれば、大体長くて30分程度、短ければ5分で読書した気持ちになるのだ。

そうすれば、本と私、お互い喧嘩別れせず長く続けられるのだ。

この論理で言えば、奥さんと一緒にいる時間も短くした方が、お互い平和的な関係を気づけるのではないのかと一考したことがある。

答えはYESなのだ。

例えば二人で家庭を経営するうえで、

「ちょっと離れますね」と言って、

1時間程度、まったりコーヒーを飲んでいたとしよう。

結果、その100倍の時間を使って、罵られるのだ。

理不尽としか言えない。
私はおいしいコーヒーを飲んで、デザートを食べ、
お土産も持たずに帰っただけだ。

それを言えば奥さんの長電話だって同じことだろう。
なんの生産性もない時間ではないか。
私が本を読む時間よりはるかに長い時間だ。

なんて口が裂けても言えない。(別に怖がっているわけではないが)

夫婦円満のコツは結局、相手の思考を読むことに尽きる。

そう考えればある意味、本の読み方と通づるものがあると、
結論に至ったわけである。

そして今、私は、
おいしいコーヒーを飲みながらデザートを食べ、執筆をしている。

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