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【終了】第199回 「知っておきたい暮らしの法律~交通事故編~」 内田法律事務所 弁護士 武藤高晴さん

日時 2015年5月12日(火)
場所 カフェ風土

日常生活にどうしてもつきまとう危険,それが交通事故です。
昨年は,人身事故に限っても,全国で57万3842件の交通事故が発生しており,事故の被害者になる可能性はもちろんですが,自動車や自転車を運転する方であれば,加害者になってしまう可能性も避けては通れないと思います。
そこで,
・保険の種類
・損害額の決め方
・過失割合の決め方
の3点について説明致します。

保険の種類
加害者になってしまった場合,被害者になってしまった場合,様々な場合に備えて多様な保険が用意されています。
事故が起こってしまったこと自体を覆すことは出来ませんが,保険によってある程度の損害の回復を図ることは出来ます。
そこでまず,どういった保険が用意されているのかをご説明致します。

損害額の決め方
交通事故によって怪我をした場合には,治療費などがかかるだけでなく,仕事に行けなったり,怪我の影響でつらい思いをしたりと,大変な不利益を被ります。こういった事柄について,本来お金をもらえればそれで済むという話ではないかも知れませんが,実際には慰謝料などによってお金での解決がなされています。それでは,慰謝料などはどうやって具体的な損害額を出しているのでしょうか。
そういう,お金で図れないものをお金で算定するプロセスにつきまして,現状どのようにしているのかを概説致します。

過失割合
また,交通事故は,どちらかが一方的に被害者になるケースだけでなく,双方に原因があることもあります。そういう場合には過失割合を決めることになりますが,お互いに過失の意見が食い違う場合も多々あります。このような場合,どうやって過失割合を決めていくのかにつき解説致します。

もし事故に遭ってしまった場合に出来る限り自分の身を助ける知識として,今回のお話が皆様のお役に立つことが出来ましたら幸いです。