XGの韓国のテレビ出演で、日本と韓国の音楽番組の違いが少し分かってきました。
今まで、何度もスペースで韓国の音楽番組は、日本の音楽番組とかなり違うという話を教えて頂いていたのですが。
今回、XGが「THE SHOW」という韓国の音楽番組に出演するに至り、その片鱗を少し垣間見させて頂いたのでメモっておきたいと思います。
今回の「THE SHOW」は韓国のケーブルテレビ局SBS Mの音楽チャート付きの音楽番組。
ALPHAZの方からDMで投票のお願いをいただいて初めて知ったんですが、専用のアプリがあって、事前投票できる仕組みになっています。
最初、どうしてもGoogleのアカウントで登録できなくて断念してしまっていたんですが。
Appleのアカウントで登録したらあっさり登録できました(汗)
このアプリが良くできてるんですよね。
日本のテレビ番組アプリって、番組情報が提供されるぐらいのイメージでしたが、このTHE SHOWのアプリは、自分の推しスターを決めると、そのスターに関する投票とか番組とかが表示される仕組みになってたりとか。
番組に関連するチケット申込の機能とかがついてます。
で、その中でも最も大事な機能っぽいのが、番組に関する投票機能。
「THE SHOW」は若手の登竜門的な番組らしいんですが、CDのセールスや事前投票や当日のライブ投票のポイントで、当日の順位が決まるんだそうです。
で、実際に当日は候補のアーティストがそれぞれパフォーマンスを披露して番組が進行するんですが、この番組中にライブで投票できる仕組みになってます。
で、この投票ポイントがスマホアプリで追加購入できるんですよね。
いわゆるライブ配信での投げ銭を、アーティストの順位のために実施する感じでしょうか。
でも、普通にパフォーマンスは放送されてるのに、なんで1位になる必要があるんだろうと思ったら、番組の最後に1位のグループだけ、生でパフォーマンスを行うことができ、それが「THE SHOW CHOICE」という仕組みでその週の顔として選ばれる仕組みのようでした。
今回、残念ながらXGは1位にはなれませんでしたが、ファンの方によると、この最後のシーンでXGが一番前に立っていること自体ファン投票のおかげだし、快挙みたいです。
こういう生放送で視聴者参加型の投票企画って、あまり日本ではみられない気がしますけど、韓国ではその投票部分が番組の収益になってそうなのが興味深いところですね。
ちなみに、韓国の音楽番組では、セットはアーティスト側がお金を払って作り込むという話を聞きましたが、なんとなくXGとATEEZのセットを比べると、今回もATEEZの「WORK」のセットは作り込んでる感じしますよね。
単純にXG側はLEDの画面の方に力を入れたという話かもしれませんが、この辺の違いも興味深かったです。
さらに印象的だったのが、楽曲のパフォーマンス後にメンバー一人一人丁寧にアップの時間を取るところ。
(XGはなぜか2人だけでしたが、ATEEZはめっちゃ丁寧に抜いてました。)
日本の音楽番組だったら、楽曲終了後、すぐに司会に戻ってしまったりCMに行くイメージですが、韓国の音楽番組はファンのために絵作りしてるんだなというのが良く分かるシーンでした。
(コメントで教えて頂きましたが、【エンディング妖精(엔딩요정)】と言うそうです)
あと、なんといっても韓国の音楽番組は、こうやってYouTubeに当然のようにアーカイブがアップされてくるのも、日本の音楽番組との大きな違いですよね。
おかげで各局の番組毎にアーカイブを簡単に比較できちゃうのも特徴でしょうか。
そのためなのか、今回のXGの音楽番組出演では、番組毎にかなりダンスの構成もファッションも大きく変えてるのに、正直驚いてます。
これやっぱり、YouTubeに残る前提だから、同じパフォーマンスはできるだけ避けるということなんでしょうか。
日本だと、逆に違う音楽番組でもMVとかの衣装にあわせて同じパフォーマンスをしているグループの方が多い印象が個人的にあるんですが、私が日本の音楽番組をあまり見てないからそう思うだけですかね・・・?
いずれにしても日本も最近は音楽番組に各局再び力を入れ始めている印象がありますが、こういう韓国型の視聴者参加型とか、新しいビジネスモデルまで視野に入れた取り組みを実施するところが出てくるのかも注目しています。
まずは、XGも日本の音楽番組出演が来週から続くようなので、どんなパフォーマンスになるのか、出演後のYouTube動画の扱いがどうなるかあたりを注目したいと思います。
ということで、今日の夜の雑談部屋「ミライカフェ」では、この辺の話題も皆さんと雑談できればと考えています。
タイミングが合う方は是非ご参加下さい。