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パーラー(Parler)の躍進で考える、社会の分断が、SNSの選択自体の分断につながってしまう未来
これは、なんだか悲しい展開。
FacebookやTwitterがトランプのヘイトスピーチの取り締まりを厳しくした結果、トランプ支持者を中心にパーラー(Parler)という新しいSNSアプリの利用が急増してるんだとか。
発言の自由が売りのプラットフォームのようです。
気になったので自分でも登録してみましたが、たしかに日本人が見ても、わかりやすく共和党寄りの政治家や有名人がずらっと並んでいる感じの作りで、なかなか考えさせられるものがあります。
I’m proud to join @parler_app -- a platform gets what free speech is all about -- and I’m excited to be a part of it. Let’s speak. Let’s speak freely. And let’s end the Silicon Valley censorship. Follow me there @tedcruz! pic.twitter.com/pzUFvhipBZ
— Ted Cruz (@tedcruz) June 25, 2020
昔、インターネットが国境を越えて人々をつなげば、思い込みや誤解がとけて世界はもっと平和になるんじゃないかと夢想した時がありましたが。
実際には、FacebookやTwitterという巨大なSNSで直接つながって、お互いの嫌なところがより可視化されてしまった結果、衝突することが多くなってしまったり、フィルターバブルでより考えが両極端に分かれてしまい、最終的にそれぞれが別のSNSに異動することになって、ますます考えが分かれていく、というのは悲しいシナリオだなぁと思います。
まぁ、もちろん、記事にもあるようにまだ1週間に30万件「だけ」という状態でもあるので、大統領選の混乱による一時的な現象の可能性もありますが、果たしてどうなることやら・・・
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