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オリンピックの視聴人数から考える、テレビとネットを合算する時代

いよいよ、こういう数字がメインで議論される時代になりつつある感じがありますね。

ビデオリサーチが前回の東京五輪の頃から、テレビを視聴率だけでなく視聴人数を発表するようになっているんですよね。

パリ五輪の開会式については、リアルタイム視聴が1808万人で、生中継とハイライトの合計の視聴者数の推計は4146万人ということになっています。

ちなみに東京五輪の時はリアルタイム視聴が7326万人ですから、やはり時差の影響は大きいですよね。

で、ビデオリサーチはこの視聴人数を視聴率と同様に、オリンピックの各種放送についてすべて公開してくれているんです。

今のところ、開会式よりも同時視聴人数が多いのは、男子バレーのアルゼンチン戦ということになっています。

このデータの何が重要かって、今まで地上波のテレビは視聴率というなんとなくわかったようなわからないような数値で議論していたのが、こうやって人数になることによってYouTubeやNetflixなどの他の動画配信サービスと比較がしやすくなるわけです。

例えばYouTubeライブの日本記録の同時視聴133万人という数字は、テレビの地上波に比べるとまだまだ小さい数字であることがわかります。

また、Netflixの映画「シティーハンター」が3ヶ月で1650万ビューという数字は、映画館と比べると大きいですが、金曜ロードショーのような短期間のインパクトはまだないと、比較しやすくもなるわけです。

しかも、ビデオリサーチの上記の数値はあくまで地上波の視聴人数なのでNHK+ やTVerの数値は入ってないんですよね。

今回は民放側のオリンピックのネット配信はTVerに統一されて、それなりに大きくなってそうなので、どんな数値になっているか発表されるのが楽しみです。

なお、今日13時の雑談部屋「ミライカフェ」では、皆さんとこの辺の雑談もできればと考えています。
タイミングが合う方は是非ご参加ください。


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徳力基彦(tokuriki)
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