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あの世界最強VCが「アニメは世界を食らう」というレポートを出していた模様

この中山さんの記事がとても面白いです。

日本アニメが最近世界で伸びているのは、もはや誰の目にも明白ですが。

その現象を、あの最強のベンチャーキャピタルとして有名なアンドリーセン・ホロウィッツが「アニメが世界を食らう」と預言するレポートを出していたとは知りませんでした。

アンドリーセン・ホロウィッツと言えば、ネットスケープ生みの親である文字通り「レジェンド」のマーク・アンドリーセンのVCで、2011年に同様に「ソフトウェアは世界を食らう」というレポートで現在の変化を預言したことでも有名。

しかも、ここで主語として使われている単語は英語としての「Animation」ではなく明確に「Anime」なんですよね。

NewsPicksの記事は有料会員しか読めないと思いますが、アンドリーセン・ホロウィッツのレポートは誰でも読めますし、日本語でも解説されている方がいるので、こちらを参考にして頂ければと思いますが。

個人的に興味深かったのは、アンドリーセン・ホロウィッツからすると「アニメ」という単語は、アニメそのものだけでは無く、アニメ的キャラクターを活用したビジネス全般であると言う点。

いわゆるアニメの制作会社や原作の権利を持つ出版社、配信会社だけでなく、AIコンパニオンとか、VTuber、そしてアニメゲームも対象になっています。

象徴的なのがレポートの中でRobloxのユーザー数の増加とともに、そうしたメタバース系サービスの中でアニメのキャラがUGCによって生成されているくだり。

日本だと著作権大丈夫か?と感じる人の方が多いテーマだと思いますが。
アンドリーセン・ホロウィッツからすると、アニメとUGCの民主化との相性の良さが注目点ということのようです。

その延長で分かりやすいのがアニメゲームの定義。

アニメゲームと言われると、ついアニメが原作として存在するゲームと狭く考えがちですが。
モンストとかウマ娘とかも、海外から見たらアニメゲームなんですよね。

確かにIPという視点で見ると、もともとが実写映画のコンテンツよりも、アニメ的なコンテンツの方がゲームにもアバターにも展開しやすい面があると言うのは改めて今後のポイントなのかもしれないなと思いました。

VTuberはその典型ですし、BTSが自分達をキャラクターにしたゲーム作ったりとか、アーティストも、アニメキャラ並行して作るケース増えてますよね。

日本のアニメ制作会社も、いかにIPの権利を持って事業を立体的に組むかがポイントになってくるのかと改めて思うレポートでした。


ということで、月曜日の雑談部屋「ミライカフェ」では、皆さんとこの辺の雑談もできればと思っています。
タイミングが合う方は是非ご参加下さい。


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徳力基彦(tokuriki)
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