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次に日本が注目すべきは、2.5次元のライブコンテンツらしい。

この視点は面白い。

個人的には、さすがに2.5次元をポストGAFAとして語るのは、やり過ぎな気もしてしまいますが。

コンテンツビジネスの未来として考えると、パッケージビジネスが縮小し、イベントやライブコンテンツにシフトし始めているのは正しい指摘だと思います。

既に2.5次元ミュージカル協会とかあるんですね・・・知らなかった・・・

一方で心配なのは、日本のコンテンツホルダーの多くが、まだパッケージビジネスの余韻から抜け切れてない印象が強い点。

例えば音楽産業は、昨年からようやく日本の主要アーティストが、CD販売からストリーミングに力を入れ始めた印象が強いですが、これですら世界に比べると数年遅れ。
日本は世界で見ても珍しいCDが売れる国として君臨してしまっていて、その結果世界市場を取る機会を逃し続けていたと語る業界関係者は少なくありません。

アニメにしても、日本はテレビ放送とセルやグッズ販売の組み合わせのビジネスモデルが軸になっているものが、まだまだ元気な印象が強いです。
鬼滅の刃の大ヒットなんか象徴的ですよね。

パッケージビジネスは、実は手離れが良く、投資は必要なものの大きく儲かる可能性があるビジネス。
ライブコンテンツは手間がかかってスケールしにくい印象も強いので、日本の大手コンテンツホルダーにとってはイノベーションのジレンマにハマる可能性が高い道な気もしてしまいます。

そういう意味では先行して2.5次元の世界をリードするのは、やはり既存のビジネスを持たないベンチャーが中心になるのでは?というのが個人的予想ですが、果たしてどの企業がリーダー的存在になるのでしょうか。。。



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徳力基彦(tokuriki)
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