ついにYouTubeが日本テレビも抜いて、コネクテッドテレビで一番長く視聴されるチャンネルになった模様。
いよいよ来ましたねぇ。
昨日は、Googleが開催するYouTube Brandcastという企業担当者向けイベントにご招待いただき参加してたのですが。
その場でYouTube 日本代表の仲條亮子さんが発表された内容で、個人的に印象に残ったのが2点あります。
一つはショート動画サービスの中で、YouTubeショートが日本での利用率で1位になったという調査結果。
まぁ、YouTubeの月間ユーザー数7370万人という圧倒的な日本の動画サービスにおけるシェアを考えれば、そうなるかなとは思っていたもので。
今後注目は利用時間とか波及効果だなと思ったりするんですが。
もう一つ大きなニュースだったのがこちら。
コネクテッドTVという、いわゆるネットテレビにおける視聴時間でYouTubeが1位になったというニュースでした。
このデータは定期的にREVISIOさんが発表しているものなんですが、3月に発表された2023年のデータでは、まだ日テレさんが1位だったんですよね。
この半年でさらにYouTubeが伸びて、ついに日テレさんを抜いたと言うことのようです。
つまり、コネクテッドTVに限定すれば、テレビで最も長く視聴される「チャンネル」は日本のテレビ局ではなくYouTubeになってしまったということになります。
もちろん、普通のテレビは今まで通りYouTubeは見れないですから関係ないんですが、今後テレビがコネクテッドTVに置き換わっていけば置き換わっていくほど、既存テレビ局の視聴時間がYouTubeにシフトしていくことになりますね。
コネクテッドTVでの視聴時間は2020 年からの 3 年間で 2 倍以上に増加していると言うから凄いです。
正直、こんなに早くYouTubeが全テレビ局を抜く時代が来ると思いませんでした。
一方イギリスでは「電波放送は終わっていいんじゃないか」という議論がされているぐらいですから、日本の変化が海外に比べると遅いということは言えます。
ただ、トレンドを考えると、TVerの躍進もありますし、日本でもYouTubeやNetflixなどのネット動画配信サービスの視聴時間合計が地上波のテレビ局の視聴時間合計を超えるのは時間の問題という話にもなりそうです。
日本のテレビ局が、韓国のテレビ局のようにYouTubeも番組配信先の一つとして使うようになるのか、YouTubeをライバルとして別の選択肢をとるようになるのか。
注目したいと思います。
ということで、金曜日の雑談部屋「ミライカフェ」は13時からこのあたりの雑談もできればと思っています。
タイミングが合う方は是非ご参加下さい。