見出し画像

Number_iのコーチェラ出演の立役者「88rising」にも注目しましょう

徳力基彦（tokuriki）

いやー、スゴイ事になりましたよね。

正直なところを言うと、Number_iは今年の1月にデビューしたばかりなので、いくらYouTubeデイリーランキングで世界1位取っても、コーチェラに出るのは間に合わないと思ってたんですが、4月14日に出演できることが決まったそうです。

コーチェラって、25万人とかが動員される世界最大級の音楽フェスだそうですからね。
ファンの皆さんも本当におめでとうございます。

で、ここで是非皆さんに知っていただきたいのが、今回Number_i やAwitch をコーチェラ出演に導いてくれた「88rising」という存在です。

今回、YOASOBIと新しい学校のリーダーズ、そして初音ミクは、最初からコーチェラに出演することが決まっていたので、出演者リストに名前がありますが、今回Number_iが出演が決まったのは、「88rigins Futures」という特別ステージです。

よく目をこらしてもらうと、右下の方に「88RISING FUTURES」という名前があるのが分かると思います。

88risingは、アメリカを拠点としつつ、アジアの音楽を世界中に発信してくれている会社で、ショーン･ミヤシロさんという日系アメリカ人の方が代表をされています。

新しい学校のリーダーズは2020年にこの88risingと契約し、2021年に「ATARASHII GAKKO!」名義で世界デビューしたことが、日本での大ヒットにもつながっていると言えば少しイメージが湧くでしょうか。

この88risingは、この新しい学校のリーダーズも何度も出演している「Head In The Clouds」というフェスをアメリカやインドネシアで開催していることでも有名です。

インドネシアのYOASOBIファンの人が号泣しながら歌っている動画でも有名なフェスですね。

YOASOBIはこのHITCジャカルタでアジアのファンの評価を揺るぎないものにしたという話もありますし、昨年のHITCLAの米国ツアーでも高い評価を得たことが、今回のコーチェラ出演にもつながっているようです。

いまや88risingは、日本のアーティストが世界に知ってもらうための入り口としてめちゃめちゃ重要な会社になっているわけです。

そんな88risingは、コーチェラからの信頼も厚いらしく、アジア系のアーティストをたくさんコーチェラ出演に導いている歴史もあります。

象徴的なのは2022年のコーチェラでも「Head In The Clouds Forever」という88risingの特別ステージで、宇多田ヒカルさんのサプライズ出演に成功したことでしょう。

この時は宇多田ヒカルさんのSNSでの告知は本番の7時間半前だったそうですから、文字通りのサプライズ出演。

今回の「88rising Futures」の枠もその流れを汲んだものになっていると言えそうです。

特に今回88rising futuresに選出されたのが、7組中4組が日本のアーティストというのも、日本人にとっては嬉しいニュースと言えます。

88risingからコーチェラへの「次の『未来の音楽』は日本から来るぜ」というメッセージに見えますよね。

この枠へのNumber_iの出演を88risingが選んでくれたということは、当然今後「Head in the clouds」へのNumber_iの出演も期待できることになりますよね。

さらに、コーチェラでの反響が大きければ来年以降に指名でのコーチェラ出演の可能性も出てくるわけで、本当に楽しみが広がります。

何はともあれ、まずは、14日のパフォーマンスを楽しみにしたいと思います。

なお、次回の雑談部屋「ミライカフェ」は水曜日の夜21時開始です。
この辺の話も雑談できればと思います。
タイミングが合う方は是非ご参加下さい。


いいなと思ったら応援しよう！

徳力基彦（tokuriki）
ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございます。 このブログはブレストのための公開メモみたいなものですが、何かの参考になりましたら、是非ツイッター等でシェアしていただければ幸いです。