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パリ五輪は、TVerの存在感が大きくなったオリンピックだったと言えそうです。

パリ五輪が閉会し、もう5日が経過しようとしていますが。
TVerがパリ五輪におけるコンテンツの総再生数などのデータを開示しています。

今回は時差が大きくあるオリンピックということで、ハイライトやアーカイブ配信のニーズが高い大会だったのは間違いないですよね。

いわゆるゴールデンタイムにライブ配信の再生数があがるのはテレビと同様だと思いますが、日中に安定してハイライトの再生数があるのがTVerならではと言えそうです。

当然ながら、ライブ配信のトップ5は、バレーや卓球、バスケなど、テレビの視聴率が高い番組とシンクロする傾向にありますが、ハイライトの再生数のトップ5は、TVerならではのランキングと言えそうです。

悔しい結果に終わった阿部詩選手の試合が4位に入ってくるあたりが、ネット配信ならではの結果と言えますね。
記事での露出が多かった分、実際にどんな様子だったのか知りたがった人が多かったということでしょうか。

なお、個人的には、トップの5番組ぐらいの視聴数が開示されるのを期待していたんですが、残念ながら今回はトータルの数値のみが開示され、番組別はランキングのみの開示で視聴数等のデータは開示されない方針のようです。

一応開示されたデータからわかることだけメモしておきます。

総再生時間:1億1,000万再生
ユニークブラウザ数:2100万UB
総再生時間:2300万時間

ユニークブラウザあたりの再生時間:1.09時間程度?
一人あたりの再生時間:5.23時間程度?

2100万ユニークブラウザというと、そもそも東京五輪の同時視聴が7300万人超えしてた点など、地上波テレビの視聴人数とかを考えるとまだまだ少ない数値ということも言えます。

ただこれにより、TVerの月間ユニークブラウザ数は4000万の大台を突破することになったようですので、TVerの躍進といっても間違いないでしょう。

今回のパリ五輪によって、TVerの成長が加速するのか、ABEMAのW杯配信のように一時的に反動がくるのかにも注目したいと思います。

なお、金曜日13時の雑談部屋「ミライカフェ」では、皆さんとこの辺の雑談もできればと思っています。
タイミングが合う方は是非ご参加ください。


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徳力基彦(tokuriki)
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