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日本で「応援広告」が普及したきっかけは、「PRODUCE101」や「JO1」の影響が大きかったようです。

この記事はなかなか興味深いです。

読売新聞さんの方で応援広告をめぐる状況について、応援広告事務局でお馴染みのJR東日本企画さんだけでなく、媒体側の鉄道会社などに丁寧に取材をされています。

そもそも、日本においては広告の出稿は、個人のものを受け入れないのが商習慣的にも基本となっていました。
おそらくは歴史的にいろいろトラブルがあった関係かと想像してますが、特に鉄道会社は個人の意見広告なんかをOKしてしまうと、政治系の広告が増えてしまうのを避けたかった背景があるようです。

そんな日本で最初に大きく応援広告が注目されたのは、2019年のPRODUCE101 Japanの参加メンバーへの応援がきっかけだった模様。 

この時は、広正社という広告代理店の中にいたK-POPカルチャーに詳しい社員が、営業を説得して実現した経緯があるそうです。
(当時、私もnoteにメモを書いていますが、正直全然良く分かってませんでした)

その後、JO1や、OWV、INIの誕生日広告などを中心に、着実に日本にも応援広告の掲載が増えていったようです。

おそらくはコロナ禍の影響もあって、大きな話題化するのには時間がかかったのかなと想像しています。
その後、JR東日本企画さんで応援広告事務局が本格始動するのが2022年ですから2年強かかっていることになります。

この辺の経緯は、JR東日本企画の河原さんが、その前の年の12月に書かれたnoteに詳しく綴られています。

で、jeki応援広告事務局の活動の拡がりの影響もあり、応援広告事務局が手掛けた応援広告は2022年から2023年にかけて3倍に増えて、2023年は1000団体を超える団体が応援広告を実施するようになったわけですよね。

でも、冒頭の読売新聞さんの記事によると、まだ鉄道会社の対応姿勢は文字通り玉虫色。

みなとみらい線:積極的に専用スペースを増やしている
JR西日本・東急電鉄:広い場所が確保できるターミナル駅に限定
西武鉄道・京成電鉄:イベント告知やCD発売など商業的要素を盛り込むことを条件
相模鉄道:肖像権に抵触する可能性があると認めていない
東武鉄道:池袋駅構内の大型ボードの利用をPRし、ドラマのロケ地にもなっており「聖地化を狙っている」

この辺は、鉄道の沿線にPRODUCE101のグループがライブを行うような会場があったかどうかで、実は違うのかなと想像してみたり。

例えば、JO1の最初の2022年のライブって、関東はぴあアリーナMMというみなとみらい駅の会場だったみたいですからね。

さぞかし、みなとみらい線には問合せがたくさん来たのかなと想像してます。

あらためて、新しい時代の変化というのは、こういう新しい人気のあるアーティストとそのファンが作るもんなんだなぁと言うことをしみじみと感じてしまいました。

ということで、明日火曜日の13時の雑談部屋「ミライカフェ」では、そんなjeki応援広告事務局さんに、いろいろ最近の応援広告事情を教えて頂く予定です。
タイミングが合う方は是非ご参加下さい。


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徳力基彦(tokuriki)
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