SKY-HIさんの日経クロストレンドフォーラムでのセッションが、めっちゃ興味深いです。
これは日経クロストレンド会員の方は是非見た方がよいかと思います。
まぁ、私がSKY−HIさん推しというか、BMSGの挑戦の追っかけみたいな人間なので、普通の人以上にSKY-HIこと日高さんの発言の一つ一つがぶっささってるだけという説もなくはないんですが。
日本のエンタメ業界の常識に問題意識を持ちつつも、この15年以上最前線で挑戦を続けてきた日高さんならではの視点の発言をたくさん聞くことができます。
まぁ、日高さんは日経クロストレンドにコラム連載枠を持っているので、そこのコラムからもその片鱗を聞くことはできるんですが。
やっぱり、ビジネス側の人間からすると、日経クロストレンドフォーラムみたいなビジネス側の場でビジネス側の人が、経営者日高さんへの質問をした際の日高さんの生の言葉、というのは非常に興味深かったです。
THE FIRSTに対する想いを、スーツ姿の日高さんが経営者の視点から語るのはめっちゃ面白くて、「THE FIRST」がスクールウォーズだったとか、昭和世代としては納得の例え話も登場します。
個人的に一番印象的だったのは、コロナ禍によって「圧倒的にウソがばれる時代になった」という考察。
もともと、ネットやスマホの普及もあって、人間がコンテンツに接する時間が飛躍的に増えた結果、「全てがばれる時代」になっていて、バズるために狙って企画するようなものはユーザーにバレてしまう状態になっていたと。
それに加えて、コロナ以前は日常に対してファンタジー的なエンタメが求められている面もあったけど、コロナ禍というある意味圧倒的にファンタジーな出来事が現実に起きてしまった結果、エンタメに対して「本気でやっている」もの、ウソがないものが求められるようになっているのではないか。
この考察は、エンタメの現場にいる日高さんならではの肌感覚なんだろうなと感じました。
広告業界でも「オーセンティシティ」という言葉があらためて注目されていたりしますが、実際にその流れはSNSの普及だけでなく、コロナの影響もあるという視点はあまりなかったので、目からウロコでした。
だからこそ「圧倒的な性善説」で、自分らしく本気で頑張るという日高さんの発言が重いです。
しかも、THE FIRSTは企画当初、まわりから「こんなの流行るの?」という懸念の声が出ていたというのが驚きます。
ある意味、あそこまでストレートな「スクールウォーズ」的なオーディションは、業界関係者からすると面白くないんじゃないかと思われていたと言うことなんですよね。
BE:FIRSTにおいても、ヒットをさせるために何かを工夫する、というのではなく、とにかく本気で努力して本気で才能を磨いていけば、見ている人には伝わる、という信念で活動をされているのが伝わってくる逸話が満載です。
7日までしか公開されていないみたいなので、会員の方は早めにどうぞ。
ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございます。 このブログはブレストのための公開メモみたいなものですが、何かの参考になりましたら、是非ツイッター等でシェアしていただければ幸いです。