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パタゴニアの創業者が、会社の株式をすべて地球に寄付してしまったという衝撃

これは凄い。

行き過ぎた株主重視資本主義への強烈な問題提起だけでなく見事な実践。

創業者のイヴォン・シュイナードさんは、パタゴニアの全株式を非営利団体に譲渡することを発表したそうです。

評価額30億ドルですよ。
約4300億円ですよ。
それを創業者一族の資産にするのではなく、非営利団体に譲渡。

「地球を救うために積極的に活動している人たちに対して最大限の資金を提供していく」ということだそうなので、ある意味、地球への寄付です。

株主重視経営ではなく地球環境重視経営というべきでしょうか。

一般的な経営者が、投資家の顔色見て株価ばかり気にしていたり、自分達の総資産ランキング競争してるのとは全く価値観が真逆ですよね。

ウェブサイトにも「地球が私たちの唯一の株主」というイヴォン・シュイナードさんの手紙が掲載されています。

凄いです。

パタゴニアと言えば、ナラティブカンパニーの代表として本田哲也さんが良く事例でも紹介されてますが。

「我々の故郷である地球を救う」というビジョンがあり、そのビジョンを体現するために、2018年に当時アメリカの大統領だったトランプ大統領を訴えるという、通常の企業だと考えられない行動を行ったことでも有名なんですよね。

日本のパタゴニアのYouTubeチャンネルも、トップに新製品とかの動画ではなく修理の動画が貼られているのが印象的です。

これはパタゴニアのファン増えるわけですねぇ。

私はアウトドア興味ないので、パタゴニアにも特に何の感情も持っていなかったのですが、これは強烈なファンにならざるを得ないやつですね。

これからは、パタゴニアのような企業が顧客に選ばれる時代になり、こういう経営者が増えていくことを期待したいです。


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徳力基彦(tokuriki)
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