2023年は、明らかにJ-POPが世界的に躍進した年になった模様
昨日はLUMINATEの「映画とテレビ番組」のレポートをご紹介しましたが、今日は音楽業界についてのレポートをご紹介したいと思います。
こちらで最も印象的なデータがこちら。
音楽に占める言語の比率の推移なんですが、当然英語がダントツな中で、日本語が5位に入っています。
注目してほしいのは2021年の1.5%、2022年の1.3%と減少していた中で、2023年は2.1%と大きく数字が増えている点です。
もちろん、韓国語に比べると負けてるんですが、韓国語楽曲が3.5%から2.4%に減少しているのに比べると、興味深い現象と言えるでしょう。
もちろん、韓国語の減少はK−POPのアーティストが英語楽曲を増やしているのも影響してそうな気はしますが、日本語が増えているのは良いニュースと言えます。
その証拠にレポートの中では表紙に使ったYOASOBIの画像が大きく使われたJ-POPにスポットライトを当てた紹介ページがあります。
このレポートによると、日本の楽曲を好んで聴いているのは、米国ではZ世代やLGBTQ+の人たちの伸びが大きいという傾向があり、63%が男性ファンということのようです。
やはりアニメファンということでしょうか。
とはいえ、音楽全体のジャンルのグラフを見るとK-POPがハードロックやラテンポップに挟まれたジャンルとして存在感を見せているのに対して、J-POPはグラフに登場すらしていませんから、ジャンルとしての差は大きそうです。
もちろん、日本の音楽は単純にK-POPのように分類されない多様な音楽が存在するのが特徴という面もあるようなので、この辺は日本の音楽界は韓国とは違う世界戦略を描く必要があるのかもしれません。
ちなみに、レポートの中では、K-POPやJ-POPのファンはグッズの購入に非常に積極的だと紹介されている点も興味深かったです。
やはりCD販売の影響ですかね。
ちなみに、日本におけるK-POPが聞かれる比率に比べると少ないですが、韓国でもJ-POPを聞く層は着実に増加している模様。
こういうデータもあまり日本のメディアでは見ること無いので興味深いです。
ちなみに、上記の話とは全く別で、もう一つ興味深かったデータが音楽業界が映画進出を強化するだろうというパート。
テイラー・スウィフトやビヨンセの映画は大きな成功を収めましたが、映画単体での成功だけでなく、音楽の視聴にも好影響があることが証明されたらしく、今後アーティストの映画が確実に増加することになりそうです。
昨年、私もBE:FIRSTのライブ映画を観に行って、確かにさらにファンになりましたから、この傾向は日本でも強まることになる気はします。
レポートの概要についてはウェビナーも公開されてますので、こちらもどうぞ。
レポートはこちらからダウンロードできます。
なお、今日の雑談部屋「ミライカフェ」は13時にこの辺のテーマも皆さんと雑談できればと思っています。
タイミングが合う方は是非ご参加下さい。
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