新説「アリとキリギリス」
こんにちはトクです。
本日も訪問くださりありがとうございますm(*_ _)m
今回も拙い文章ですが創作物語を書いてみたいと思います。
是非、最後までお付き合いをお願い致します。
ある所にアリとキリギリスがおりました。
アリは、来るべき冬の到来に向けて、毎日せっせっと食糧を調達に精を出しておりました。
一方、キリギリスはと言えば、毎日、音楽を奏でるだけ。
アリの忠告も無視して、音楽三昧の毎日を送っておりました。
やがて、冬がやって来ました。
アリたちは、巣の中で、せっせっと貯めた食糧を食べながら過ごしておりました。
しかし、退屈でしょうがありません。
なにしろ、アリの性分として何かしていないと暇で暇で死んでしまいそうです。
そこでアリたちは相談をしました。
その結果、キリギリスにコンサートを開いてもらうようにお願いすることとなりました。
真冬の最中です。
「もしかしたら、キリギリスは、もう死んでいるかもしれない・・・」
そう思いながら、アリの代表はキリギリスの家に向かいます。
「トントン。キリギリスさんいますか?」
キリギリスの返事がなかったので「やっぱりキリギリスは死んでしまったのか・・・」
そう思い、アリの代表はキリギリスの家のドアを開けました。
すると・・・。
なんとキリギリスの家の中は、食糧でいっぱいになっていたのです。
驚くアリの代表の背中越しから声がかかりました。
「君、ちょっと邪魔なんだけど」
アリの代表が振り返ると、そこにはシロアリが立っておりました。
「キリギリスさん。迎えにあがりました。今日もコンサートのお願いしますね。これはお礼の食糧です」
シロアリは、アリの代表の背中越しにキリギリスに呼びかけたのであります。
そう、冬の間、キリギリスは得意の音楽で出張コンサートの開いて職場を得ていたのであります。
アリの代表はビックリです。
死んでしまったかと思ったキリギリスが死ぬどころか、自分達よりも裕福な生活をしていたのですから。
驚いて呆然とするアリの代表に向かって、キリギリスは言いました。
「君達は、冬の到来に向けて食糧の調達にいそしんでいたが、僕だって単に遊んでいたわけではなないよ」
「夏の間中、僕は命懸けで音楽の練習をしていたんだ。こうした冬の出張コンサートに備えてね」
アリの代表は、シロアリに連れられて行くキリギリスを呆然と見送るのでありました。
それでは、最後までお付き合いくださりありがとうございました。
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