懐かし恋愛日記⑱「同級会②」
こんにちはトクです。
本日もnote訪問くださりありがとうございます。
今回は前回の「同級会」の続きとなります。
男女合わせて10人ほどいたので、私が知っているダンスもできる広いスナックに行くことにしました。
席が空いてるか気になったので、お店に「△△ですけど、今から10人くらいで行きたいんですけど席空いてます?」
と電話すると、なんとか10人分くらいは開けてくれることになりました。
「△△君ってホントにイメージ変わったよね。お店に電話して席空けてもらうなんて、高校の時とは全然イメージ違うわ」
「だから「ちえ」も一目惚れしたのね」
「そんなあ⋯。ただ上司に良く連れてってもらってる店だから⋯」
もう言い返すのも面倒くさくなりました。
お店に入るとママさんが「あら、いらっしゃい。今日はまた別の女の子連れて来てくれたのね」
「ちょっとママさん変なこと言わないでくださいよぉ~」
しかし、すぐ後ろにいた「ちえ」には聞こえてしまったようでお尻を思いっきりつねられてしまいました。
ママさんもそれに気がついたようで「あ~ら、こちら△△さんの彼女なの。可愛い子ねぇ、ゴメンね。さっきのは変な意味で言ったんじゃないからね(笑)」
二次会では私の隣に「ちえ」が座って、あとは男女交互に座ることになりました。
「もう!△ちゃんたら⋯。本当に浮気してるんじゃないでしょうね?」
「浮気してたら私、許さないからね!」
「してないよ、してる訳ないじゃん」
「しっかしお前ら⋯。悔しかったら、お前ら、この中でくっついちゃえよ」
「ねえ、「ちえ」は△△君のどんなところが好きなの?」
「そんなこと聞くなよ···」
「う~ん。やっぱ優しいとこかな···」
「そう△△って優しいから他の女の子に告白されても断れないんだよな」
「バカ!お前は、その話に戻すな!」
「ねえ。ホントに浮気してないの?嘘ついたら許さないからね!」
「···」
「ハハハ。もう尻に敷かれてるよ」
後から担任の先生も到着。
「もうそれくらいで勘弁してやれ」
「しかし△△はイメージ変わったな。今日見た時に誰だか分からなかったぞ」
「もう。先生まで、やめてくださいよ···」
「いや、卒業してすぐにお前の家、火事になったろ?俺も心配してたんだよ。」
「でも、お前と〇〇がくっついてくれたなら俺も安心だ。俺も教師長くやってるけど、教え子同士が結婚するのは初めでだなあ」
「だから先生。まだ、結婚するって決まったわけじゃないんですけど···」
「それって私とは結婚できないってこと」
隣に座っていた「ちえ」が小声で肘をつつきます。
「そういうわけじゃなくて···」
「ハハハ。こいつ、また、尻に敷かれてるよ」
それから散々飲まされて、私はグロッキー···。
気がつくと「ちえ」の車の中にいました。
そして私のアパートに行き、一休み。
アパート着くとすぐにトイレに駆け込んでリバースの連続です。
しまいにはトイレの便器を抱え込んでウトウトしてしまいました。
その間、「ちえ」がずっと背中をさすってくれていました。
「ごめんね。私が約束守らずに、付き合ってるって言っちゃたから···」
「女子の間で、彼氏の話とかで盛り上がりっていたから、ついつい話ちゃった···」
「良いよ。皆んなに知られたから、もう気を使うこともないしね」
「それから、俺、ホントに浮気してないからな。今度一緒にバスケの練習に行こう」
「俺の彼女って紹介するから」
「うん」
「今日は△ちゃんが寝るまで、ここに居るね」
「ありがとう」
あとは記憶がありません。
気づいたら朝で「ちえ」もいませんでした。
メールに「△ちゃん。寝ていたみたいだから帰るね。今度ホントにバスケの練習に連れて行ってね」と入っていました。
それでは最後までお付き合いくださりありがとうございました。