うつ病のおかげで知ったこと(生きる幸せ)
こんにちはトクです。本日もお読み下さりありがとうございます。
今回は「うつ病のおかげで知ったこと」の第2弾として「生きる幸せ」について書いてみたいと思います。
人間は、生きてるだけで百点満点じゃないかと感じることがあります。
うつ病の辛さ・苦しさから自殺未遂を2回もしてしまいましたが、それでも幸いに今は生きています。
私は職場の先輩2人と元上司1人を自殺で亡くしています。
3人とも人間的にはとても良い方達でした。
憎まれっ子世にはばかる。
その逆に善き人は早く逝くでしょうか・・・。
自分で自殺未遂をしたからこそ思うのですが、やっぱり人間は生きているだけで百点満点なんだと思います。
生きているからこそ、辛さや苦しさを味わえるのだと思います。
もちろん、好き好んで辛さや苦しさを味わっている訳ではありませんが・・・。
うつ病になると、自分でできないことが増えます。と言うかほとんどのことができなくなります。
そのため、ついつい自分卑下をしてしまいます・・・。
こんな自分なんて生きてる資格はない・・・。
こんな自分でも生きていて良いんだろうか・・・。
そんなネガティブなことばかり考えてしまいます。
一日中そんなことを考えている時期もありました。
考えているといよりも、こんな思いが自然と湧いてくるような感じですね・・・。
でも、生きてるだけで百点満点ならば自己卑下する必要は、まったくないですよね。
もちろん、うつ病で家族や他人に迷惑をかけることはあると思います。
と言うか迷惑をかけどうしです。
でも、迷惑をかけることと人生を減点されることとは別問題だと思うのです。
うつ病になったら、うつ病である自分を受け入れて生きる。
これさえできれば、人生は百点満点なのではないでしょうか。
もちろん、難しいことだとは思いますが・・・。
川端康成の雪国に「トンネルを抜けるとそこは雪国だった」という文章がありますよね。
うつ病も、それと同じだと思うのです。
うつ病という長くて辛くて暗いトンネルを抜けるとそこは雪国という別の世界なのだと思うのです。
ただ、その別の世界を受け入れられずに、うつ病になる以前の世界に戻ろうとすると苦しくなるんです。
それは、自然に逆らっているから苦しくなるのだと思うのです。
何事も流れに身を任せれば楽になれるのだ思うのです。
うつ病は確かに辛く苦しい病気ですが、その辛さと苦しさを経験したからこそ新しい人生が待っているのだと思うのです。
私自身の経験から言うと、うつ病になる以前の自分よりも、今の自分の方が他人に優しくなったと思います。
少しだけですが、他人の苦しさが分かるようになったと思います。
自分では人生のどん底を味わったと思っています。
どん底まで行ったら、あとは上がるしかないですよね。
自殺未遂をした頃がトンネルのど真ん中だとすると、今はトンネルを抜け出しかけている時だと思います。
うつ病という長くて辛くて暗いトンネルを抜け出して新しい世界が見え始めた気がします。
それもこれも、生きているからこそのことですね。
あの時に自殺に成功していたなら、今の世界は見えなかった。
そう思うと本当に生きていて良かったと思います。
もちろん、苦しみから完全に抜け出した訳ではありません。
まだまだ、悩みは尽きません。
晴れの日もあれば、曇りの日もある。土砂降りの日も時にはあります。
それでも生きる幸せを感じている今日この頃です。
それでは最後までお読み頂きありがとうございました。