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7分で分かる「うつ撃退法」第1章
第1章セロトニンを増やす
☆朝日を浴びる超楽々法
うつ病の主な原因は、脳内のセロトニンが不足することです。
セロトニンが減少すると、セロトニンを原料とするメラトニンの量も当然減少します。
このメラトニン不足が不眠の原因になり、うつ病の症状である朝、起きられないことに繋がっていくのです。
朝起きられないと、朝日を浴びることが出来ません。
セロトニンを増やす方法として、抗うつ剤以外では、日光を浴びることが挙げられます。その日光のうちでも朝日が1番良いのです。
ですが、前述の通り、うつ病になると朝、起きられません。
朝の散歩が、うつ病に良いと言われても、起きられないのだからしょうがありません。
うつ病患者が、朝日を浴びる為に、早起きすることは、健常者が富士登山をすること以上に大変なことです。
これは、うつ病患者であり、富士登山を2回経験している私の言うことですから確かなことです。
でも大丈夫です。朝、起きなくても、朝日を浴びる方法があるのです。
私の経験からお話をします。私も、うつ病の症状が酷い時には、やはり、朝は起きられませんでした。
そこで、どうしたかと言うと、寝る場所を変えたのです。それまで、寝室の中央付近に寝ていたのを、寝室の東側の窓際に移しました。
そして、カーテンも開けたままにしたのです。こうすれば、無理に起きなくても寝たままで、朝日を浴びることが出来ます。
東側に窓がないという方もいらっしゃるかも知れません。その場合、別に東側でなくても、とにかく窓際に寝る位置を変えれば良いのです。
東側がベストですが、どの方向でも、要は日光が入って来れば良いわけですから。私はこの方法で、劇的とまでは言えませんが、うつ病が回復に向かいました。
☆薬に頼りすぎない
医師に処方される抗うつ剤は、セロトニン不足を改善するためのものです。
薬で強制的にセロトニンを増やそうするわけです。しかし、単にセロトニンの量が増えるだけなら良いのですが・・・。
脳内に薬の力で、セロトニンを出すのですから、当然、自力でセロトニンを出す力は衰えます。使わない筋肉が衰えるのと同じことです。
それに、薬には、副作用というものがあります。これは、抗うつ剤に限ったことではありません。
すべての薬には副作用があります。効果が高い薬ほど副作用も強いので困ります。
抗うつ剤の副作用により、精神的にダメージを受けます。
この辺が矛盾しているように感じるのですが、精神的にダメージを受けてうつ病になり、うつ病を改善するために服用する抗うつ剤により、さらに精神的ダメージを受ける・・・。
これでは、いつまでたっても、うつ病が良くなる訳がありません。
私のように重度のうつ病になると、服用する抗うつ剤の量も半端ない量になります。
大袈裟に言うと、抗うつ剤でお腹が一杯になるほどです。その上に、さらに副作用を抑える薬を処方されるのですからたまりません。
私は、抗うつ剤に頼っている限り、うつ病は治らないと思っています。
もちろん、一時的に症状は抑えられるでしょう。それを寛解と言うのかも知れません。
しかし、抗うつ剤に頼っている限りは、寛解状態にはなっても完治はしないでしょう。
10数年、抗うつ剤を服用し続け、それでも良くならなかった、うつ病が、抗うつ剤の服用を辞めてから回復に向かった経験のある私が言うのですから間違いないと思います。
ただし、これには医学的な根拠はありません。あくまでも経験上の話です。
セロトニンを増やす方法は、抗うつ剤の服用と朝日を浴びること以外に、良く噛むことがあります。
私は、それまでパン食だった朝食を白米に変えました。パン食だとどうしても、噛む量が減ってしまうのです。
抗うつ剤の服用を辞め、朝日を浴びるようにし、良く噛むことを心がける。これだけのことで、10数年苦しんだうつ病が良くなって行ったのです。
もちろん、すぐに良くなったわけではありません。薄皮を剥ぐように、徐々に徐々にでした。
もちろん、抗うつ剤の服用を中止した反動もありました。
しかし、あのまま抗うつ剤を服用し続けていたら、私のうつ病は良くならなかったと信じています。
皮肉な話ですが、抗うつ剤の服用がうつ病が良くならない原因のひとつであると考えています。
私の経験から、一気に断薬をすることは、非常に危険です。医師も断薬は勧めないでしょう。
断薬ではなく、減薬が良いのです。少しずつで良いので、体調と相談しながら減薬をしてみましょう。もちろん、医師に相談しながらです。
ここまでのまとめ。
① 寝床の場所を変えて、寝たまま朝日を浴 びる
② 抗うつ剤に頼りすぎない
③ よく噛んで食べる。(パンや麵類よりも白米・玄米を食べる)
第2章以降につづきます。
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