懐かし恋愛日記⑰「同級会①」
こんにちはトクです。
本日もnote訪問くださりありがとうございます。
「ちえ」と付き合って1年ほどだった頃に高校の同級会がありました。
二人とも参加するつもりでいたのですが「前に言ったように、付き合ってることは絶対に内緒だからな」と私から言いました。
理由は、恥ずかしいからです。
「私は、飲まないから自分の車で行くけど△ちゃんどうする?」
「じゃあ近くまで乗せてって、あとは歩いてあくから、別々に入ろう」
高校を卒業してから始めての同級会で3年時の担任の先生も来ていまし。
席が決まっていなかったので、私も「ちえ」もそれぞれ仲の良い友人達と固まって座っていました。
同級会も中盤で、盛り上がっていた時に「ちえ」の隣に座っていた女の子が
「ちょっと皆んな注目~。実は、「ちえ」と△△君は付き合ってそうで~す!」
一同「え~」です。
私も「なんだよ、内緒にするって約束しただろう」と思い「ちえ」の方を見ると、「ちえ」が顔を真っ赤にして俯いています。
「Yが来てなくて良かった⋯」(心の声)
「クラスのマドンナだった「ちえ」が、なんで△△君と付き合ってるのかと言うとですね」
女の子のお喋りが止まりません。
「なんと「ちえ」が一目惚れしたそうで~す!」
一同「え~。ありえない···」
「なんでも「ちえ」の家に仕事で来た△△君がネクタイキリッと締めててとってもカッコ良かったんだって~」
「そしたら△△君が名刺の裏に携帯番号書いてくれたから、思い切って電話したそうで~す」
「おいおい。一目惚れ、そんなこと聞いてないぞ」(心の声)
「俺の方が一目惚れしたのに···。だったら、あんなに苦労しなくても良かったのかよ···」(心の声)
「それに、「ちえ」ってクラスのマドンナだったの?知らなかった」(心の声)
「そう言えば△△ってホントにイメチェンしたよな。髪型も変わったしメガネもしてないしな」
「あの銀縁メガネで七三分けで、女子には興味ありませんって感じの△△とは変わったよなあ~」
男子から、そういった声があがりました。
すると私の隣に座っていた「ヒロミ」が「△△ってバスケ部でもモテてるんだよな?何人かの女の子から告白されてるんだろう?」
その瞬間、「ちえ」がこちらを睨み「私、それ聞いてないからね!」
「まったく、お前は、余分なこと言うな!」
「ちえ」は、「ねえ。どういうこと。浮気してるわけ?だから平日は、あんまり会えないわけ?」
一同「し~ん」
「違うよ。誤解だよ。なんなら今度一緒にバスケに行こう。そしたら分かるから」
その後、また皆んなで盛り上がり例の女子が
「二人はなんて呼びあってるんですか~?」
「「ちえ」は、なんて呼んでるの?」
「△ちゃん···」
一同「お~」
「それじゃあ△△君は「ちえ」のことなんて呼んでるの?」
「「ちえ」だけど···」
「初デートはどこ?初キスは?告白はどこでされたの?」と矢継ぎ早に聞いてきます。
「そういうことは、結婚式の新郎新婦に聞くもんじゃない?今日はもう勘弁してよ···」
「じゃあ、△△君は「ちえ」と結婚するってことですか~」
一同、爆笑です。
担任の先生も「お前ら結婚式には、俺も呼べよ」と話に乗っかってきました。
その後は、二人とも無理矢理、二次会に連れ行かれました。
続きは次回にしたいと思います。
それでは最後までお付き合いくださりありがとうございました。