「あさこ」という女の子
こんにちはトクです。
本日もnote訪問くださりありがとうございます。
最近、女房とのスキンシップがまったくできません。「仕事をしない人とは、そういうことはできない」と言われてしまいました⋯。
そのせいなのか、昔付き合った女の子や憧れていた女の子のことをやたらと思いだします。
夢にも出てきます。
そんな女の子の一人に「あさこ」という女の子がいます。
彼女は、私よりもだいぶ年下で、私が働いていたある役所に就職してきました。
たまたま私が組合の役員をしていたので、新人歓迎会に行くことになり、そこで「あさこ」と話をする機会がありました。
「あさこ」に言わせれると、その場で私に一目惚れしたそうです。
ある晩、私のアパートに「あさこ」から電話がかかってきました。
職員名簿で私の家の電話番号を調べたそうです。
話した内容は忘れましたが、電話の最後に「どこでも良いから、どこかに連れて行って欲しい」と言われました。
そこで、「あさこ」を海に連れて行くことになりました。
仕事が終わった金曜日の夜に「あさこ」が私のアパートまで来て、そこから二人で海に向かいました。
ドライブの間に色々と話しをしたのですが、その時に「迷惑でなかったら付き合って欲しい」と言われました。
「あさこ」が20歳で私が2〇歳の時のことです。
正直に言うと、あまり好みのタイプではなかったのですが、しばらくの間、先輩と後輩という関係で、たまに食事をするようになりました。
その頃になると、庁内でも「あさこ」はトクさんが好きという噂が広まり始めました。
なんか良い気分なような、そうではないような⋯。
複雑な心境でした。
私も、その当時は2〇歳という若さだったので、「据え膳ば食う」という感じでした。
その為、自分の欲望だけで「あさこ」を抱いたことも何回かありました。
以外にも「あさこ」にとっては初体験でした。
今考えると、本当に申し訳ないことをした思っています。
それから数ヶ月、「あさこ」とは、そういう関係が続いたのですが⋯。
さすがに私にも罪悪感があって、私の方から「もう会わないほうが、お互いの為だと思うから、そうしよう」と切り出しました。
「あさこ」には拒否されましたが、これ以上「あさこ」を傷つける訳にはいかないと思って、それからは職場でも「あさこ」のことは一切無視をしました。
それから約1年後のことです。
「あさこ」に告白してきた男の子がいました。
同じ職場で「あさこ」と同期の男の子です。
その時「あさこ」は、「私には忘れられない人がいるから無理」と答えたそうです。
でも、その男の子は「あさこが、その人を忘れるまで、俺はずっと待ってている」と言ったそうです。
この辺の経緯は、すべて「あさこ」から直接聞きました。
「忘れるまで、ずっと待ってている」なんて、なかなか言えないですよね。
勝手な言い分ですが「あさこ」には是非とも、この男の子と付き合って欲しいと思いました。
それから、さらに数ヶ月、「あさこ」とこの男の子は付き合うことになりました。
なんか私の肩の荷もやっと降りたかなと感じた記憶があります。
「あさこ」は結局、この男の子と結婚し、今では幸せに暮らしているようです。
それでは最後までお付き合いくださりありがとうございました。