首吊り自殺・・・
こんにちはトクです。本日もお読み頂きありがとうございます。
以前にも書いたことですが、私は先輩職員二人と、上司一人の計三人を自殺でなくしています。
これも以前に書いたことですが、自殺は周囲の人間を不幸にします。
亡くなった本人はもちろんですが・・・。
そして、その事を痛感している自分自身が自殺未遂をしてしまいました・・・。それも2回も・・・。
自殺してしまった三人は、すべて首吊り自殺です・・・。
私の場合は、睡眠薬を大量に飲みました。念には念を入れるためにワインを買って来ました。
医師から睡眠薬とアルコールは絶対に併用しないように言われていたからです。
アルコールは睡眠薬の効用を上げてしまいます。だから、睡眠薬をアルコールで飲むことは危険なことなのです。
さて、自殺してしまった三人の話に戻ります。
三人とも、とても良い人達でした。マジメ過ぎたのだと思います。
そのために、背負わなくても良いことまで背負ってしまい、それを苦にしての自殺でした。
首吊り自殺に、皆さんはどんな印象を持たれるでしょうか?
よく、刑事ドラマで首吊り自殺した映像が流れますよね。
ホントの首吊り自殺の遺体は、あんなにキレイなものじゃありません。
人間は亡くなると、すべての筋肉が緩みます。
だから、体中の穴という穴から体液が出ます。
首吊り自殺の遺体からは、舌がベロ~ンと伸びきって出ます・・・。
涙も出ているし、便も尿も垂れ流しの状態になります・・・。
ドラマのようなキレイな死に方ではありません。
その事を知っていたので、私は、睡眠薬による自殺を選びました。
一人の先輩は自宅の車庫で、もう一人は自宅の倉庫で、上司は自宅の納屋で首を吊っているのを発見されました。
倉庫で自殺した先輩を見つけたのは、同じ職場の人間です。
仕事中に「ちょっと家に行ってくる。〇時には帰ってくるから」と言って出かけた彼がいつまで経っても帰って来ません・・・。
不審に思った職場の人間が自宅に行って、倉庫で首を吊っているのを発見したのです。
まだ、助かるかもしれない・・・。その思いで三人がかりで降ろしたそうです。
そして、救急車を呼んだのですが、救急隊員により死亡が確認されました。
内痔核の手術後の、おしりの穴の痛み。それに手術してくれた肛門科のドクターに言われた言葉。
「痛みを我慢しても良いことは何もないですからね」
この言葉から、自分の心の痛みを思い出し、そして、記憶の中に封印していた三人の自殺のことを思い出してしまいました・・・。
不思議なものです。
心の病を患った方や、現在も患っている方はどうしても自殺を考えてしまうことがあると思います。
常に希死念慮との戦いです。
私の経験からも、それは致し方ないことだと思います。
しかし、自殺を考えることと、実効してしまうことでは雲泥の差があります。
私のように未遂で終われば、まだ良いのですが自殺を遂げてしまうと・・・。
亡くなった本人も死後は後悔すると思いますし、残された家族には心の傷になります。
この心の傷は決して癒えることはありません。
時薬(ときぐすり)と言われるように、時間が経つことがなによりの薬かもしれまんが、それでも完全に癒えることはないと思います。
自殺された先輩の奥さんに言われたことがあります。
私が、自殺の原因は職場にあるので、徹底的に職場に原因の究明をするように訴えるべきだと言った時です。
「そんなことをしても亡くなった主人は帰って来ません・・・。それよりもこれから先のことを考えないと・・・。私達にも生活があります。もう、そっとしておいて下さい」
こう言われたのです。
この自殺された先輩の家は、私の実家の近くにあるのですが、近くに行くたびに思い出してしまい、どうしても倉庫に目が行ってしまうのです。
だから、実家の方にはなるべく行かないようにしています。
大変暗い話を書いてしまいました。
これを書くのも辛いことでしたが、自戒の念を込めて書きました。
自殺は絶対にいけません。
たとえどんなに苦しいとしてもです・・・。
それでは最後までお読み頂きありがとうございました。
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