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まゆみ⑪「巨乳事件」

「まゆみ」とパターゴルフをしに行った時のことです。

私達の次のグールプは中年の夫婦と私達と同年代位の若い女の子でした。

途中までは「まゆみ」と楽しくおしゃべりしながらパターゴルフをしていたのですが⋯⋯。

なにげなく、後ろのグールプを見ると、若い女の子が目にとまりました。

その女の子の胸が巨乳で、視線が自然と胸に行ってしまいました。

ちょうどパターをするところだったので、胸の谷間がもろに見えます。

目が釘付けになってしまいました。

それでも「まゆみ」と普通に会話できていたのですが⋯。

パターゴルフを終えて車に戻ると「まゆみ」が明らかに不機嫌なのが分かりました。

「「まゆみ」どうかしたか?」

「「トクちゃん」!ずっと後ろの女の子のオッパイ見てたでしょ?」

「ドキ」

「私気づいてたからね」

「ドキ、ドキ」

「あの子私と違って巨乳だもんね⋯」

「どうせ私は貧乳ですよ~」

「「まゆみ」は貧乳じゃないって、Cカップだしさ、美乳じゃん」

「じゃあなんで、他の女の子のオッパイ見てるわけ?」

「私じゃ満足できないからでしょ!」

「違うって⋯」

「なんとなく見たらさあ、胸の谷間が見えちゃってさあ⋯」

「目が離せなくなっちゃったんだよ⋯」

「男の本能だよ」

「男の本能?そんな言葉で誤魔化すわけ?」

「ゴメン⋯」

「「トクちゃん」は、私じゃ満足してないから、巨乳の女の子のことがが気になるんでしょ!」

「そんなことないよ⋯」

「じゃあどうして、私と一緒にいる時に、他の女の子のオッパイを見てるわけ?」

「ゴメン、ホントにゴメン」

「あんまりにも巨乳だったから、目が釘付けになっちゃった⋯」

「もう!「トクちゃん」嫌い!」

その後、しばらくお互いに無言でクルマを走らせました。

アパートに到着すると。

「私、今日帰るからね」

「えっ、泊まってく予定だったじゃん」

「巨乳好きのスケベな「トクちゃん」嫌いだから」

「分かったよ!そうか、そんなら良いよ!」

「このまま家に送ってくから」

「ホントに、たまたま目が行っちゃっただけじゃん」

「べつに浮気したわけでもないのにさあ」

「「まゆみ」の荷物、アパートから持ってくるから」

「まゆみ」の荷物を持って玄関を出ようとすると⋯。

「まゆみ」が玄関から入って来ました。

「「トクちゃん」のバカ、バカ、バカ」と言いながら私の胸を叩いて来ました。

「「トクちゃん」には、ずっと私のことだけを見てて欲しいんだよ」

「「トクちゃん」が他の女の子に興味持っちゃうのが怖いんだよ⋯」

見ると「まゆみ」が半ベソをかいています。

「ホントは泊まりたいんだろう?」

「⋯うん⋯」

「今日は俺が悪かったよ」

「「まゆみ」の胸がどうこうじゃなくて、俺がスケベなだけだから」

「な、許してくれるか?」

「ダメ!許さない」そう言って私に枕をぶっけて来ました。

「スケベな「トクちゃん」には、お仕置だあ」と言って枕で何度も私の頭を叩きました。

しばらくして。

「もう、お仕置はすんだか?」

「まだだよ」と言って今度は私の頬を思い切っりつねりました。

「これで終わりだと思うなあ!」と言って、今度は両耳を思い切っり引っ張られました。

「まゆみ」のいつものお仕置パターンです。

「痛えなあ⋯」

「これでもう許してくれるか?」

「⋯」

「まゆみ」を抱きしめて。

「ゴメンな「まゆみ」ホントにゴメンな」

「「まゆみ」に嫌な思いさせてゴメンな」

「今日、泊まっててくれるか?」

「⋯うん」

「良かった⋯」

「でも、今度、今日みたいなことしたら許さないよ」

「分かったよ「まゆみ」は優しいなあ」

「まゆみ」の頭をなでながら。

「ホントに「まゆみ」は優しいなあ⋯。だから大好きだよ」

「もう、また誤魔化そうとしてるでしょ?」

「そんなことないよ。「まゆみ」はホントに可愛いなあ」

「よし、よし」

「もう!子供扱いしないでよ!」

「よし、よし、良い子だ。「まゆみ」はホントに優しくて良い子だなあ」

「もう⋯」

「「まゆみ」があんまりキレイだからキスしちゃうぞ」

チュ

「あ~。また「トクちゃん」に誤魔化されちゃった⋯」

「アハハ、「まゆみ」が優しいからだよ」

                                                                      つづく


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トク
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