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「ちえ」⑨「お泊まり」②


焼きそばを食べている時に「ねえ、夕飯は何食べたい?」と聞かれました。

「まだ、昼の途中で、もう夕飯のこと聞くの?」

「だって、それによって買い物に行かなけりやでしょ」

「そっかあ···」

「ご飯ないから、麺類系だよな···」

「じゃあさあ、ラーメン食べに行かない?」

「え~、せっかく作ってあげようとしてるのに、食べに行くの~」

「ゴメン。「ちえ」ってラーメン好き?」

「好きだけど···」

「じゃあ、ラーメン作ってくれる?」

「ラーメンかあ···」

「うん、分かった。夕飯はラーメンにするね」

「それでさあ…」

「なに?」

「うん、お願いがあるんだけどさあ」

「なに?お願いって」

「できたらで良いんだけど…。ダメならダメって言っても良いからさあ」

「なに?言ってみて」

「うん、今日、泊まってくことできないかなあ?」  

「無理にじゃないよ。ダメならダメって言って」

「ダメじゃないよ。私も泊まりたいから」  

「ホントに良いの?」

「うん。お母さんに電話するね」

「ちえ」が電話で友達の家に泊まることになったと言っているのが聞こえました。

「ねえ、俺って友達?」

「そうじゃないよ。お母さんには、まだトクちゃんのこと言ってないから」

「ふ〜ん」

それから「ちえ」と2人で近くのスーパーに夕飯の買い物に行きました。

「トクちゃんは、何味のラーメンが好きなの?」

「俺は、やっぱトンコツかな」

「じゃあ、トンコツラーメンとしょうゆラーメンにするね」

「「ちえ」はしょうゆラーメンが好きなの?」

「うん、あんまりこってりしてるのは苦手なんたあ」

「焼豚は、たくさんのせたいな」

「野菜もたくさん入れるからね」

「あ、俺、2杯食べても良い?」

「うん、良いよ。たくさん食べてね」

「じゃあ、トンコツと味噌にするかな」

「了解」

夕飯は「ちえ」の作ってくれたラーメンを食べました。

二人でテレビを見ながら話しているうちに11時近くなってしまいました。

「俺、シャワー浴びるよ。「ちえ」はどうする?お風呂入りたいならお湯溜めとくけど」

「私もシャワーだけで良いよ」

「じゃあ一緒にシャワー浴びる?」

「…」

「冗談だよ(笑)俺も恥ずかしいから」

「あ、そうだ。その服のまま寝たらシワになっちゃうよな。俺のパジャマかジャージーのどっちか着る?」

「ジャージーなら洗濯してあるけど、パジャマは昨夜俺が着ちゃったけど」

「じゃあ、トクちゃんのパジャマ着てみたいなあ」

「臭いかもしんないぞ(笑)」

「良いよ。トクちゃんの匂い嗅いでみたいんだあ(笑)」

私が先にシャワーを浴びて、「ちえ」が後からシャワーを浴びました。

お風呂から出て私のパジャマを着た「ちえ」はほんのりと蒸気してより一層綺麗に見えました。

「トクちゃん、やっぱりこのパジャマブカブカだよ」

「それは、そうだよ。俺と「ちえ」じゃあ体格全然違うじゃん(笑)」

「じゃあ、寝ようか」

「うん」

内心はドキドキです。泊まってくれるってことはHしても良いってことだよな。

高校の時から夢見ていた瞬間が目の前まで来ています。

明かりを消して「ちえ」にキスして胸に手をやりました。

抵抗する素振りはありませんでしたが、「ちえ」の手が私の右手を掴みました。

「ダメ?」

「ううん、ダメじゃないよ」

「私ね、大学の時に二股かけられて結局振られたことがあるんだあ。トクちゃんは、そんなことしないよね?」

「うん、絶対しない」

「私、あんまり経験ないから優しくしてね」

「うん」

初めて見る「ちえ」の体は、とても華奢で、とても綺麗でした。

着痩せするのか、胸も想像以上に大きくて片手に余るほどありました。

「トクちゃん…。初めてじゃなくてゴメンね…」

「良いよ、そんなこと気にしなくて」

そして、憧れの「ちえ」といよいよ初Hとなりました。

終わったあとは、二人で息を整えて抱き合っていました。

「トクちゃん、もう他の女の子とHしちゃダメだよ」

「うん。「ちえ」も俺以外の男とHしちゃダメだぞ」

「私が、そんなことするわけないでしょ」

「ねえ、トクちゃんは私で何人目?」

「そんなことは言わないよ。俺も「ちえ」の昔の男のこととか気になるけど聞かないから。聞いたらヤキモチ焼きそうだから」

「うん。分かった」

「でもね、トクちゃん。私、こんなになったの初めてなんだあ…。なんか凄い恥ずかしい…」

「「ちえ」綺麗だよ。感じてる「ちえ」って凄い綺麗だったよ」

「バカ…。恥ずかしい…」

                                                                         つづく








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