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懐かし恋愛日記(40)大花火大会

こんにちはトクです。

本日もNOTE訪問くださりありがとうございます。

今回は県内でも有数な花火大会に行った時の思い出です。

土曜日に花火大会があったので、場所取りをする為に早目にアパートを出ました。

駐車場がなかったので電車で出発です。

花火大会の最寄り駅から会場までは、40分ほど歩かないといけませんでした。

この時の私は、腰を痛めていたので、40分歩く事は物凄く辛いことでした。

「腰が痛くて歩けないよ⋯」と会場に着くまでずっと愚痴を言ってました。

なんとか会場に着くと、もう人だかりでいっぱいです。

「こんなに早く来たのに、もう、いっぱいだな。場所取りも大変だな」

「俺、ホントに人だかりって嫌いなんだよな⋯」

「ホント、△ちゃんて待つのとか人混みって嫌いだよね」

それでも何とか場所取りすると、「俺、もう動けない、「ちえ」膝枕して」

「もう、△ちゃって甘えん坊なんだから⋯」

「ちょっと休んだら、出店を見に行こう」

と言って出店へ。

二人でブラブラ歩いていると、向こう側から見知った顔が⋯。

思わず「あっ」と声を出してしまいました。

なんと向こう側から元カノが男と一緒に歩いて来ます。

向こうも気づいたようで、小さくピースしています。

「△ちゃんどうしたの?」

「ううん、なんでもない⋯」

「なんでもないワケないでしょ」

「正直に言いなさい」

また、「ちえ」の正直に言いなさいが炸裂してしまいました。

この言葉を聞くと、不思議にウソや誤魔化しができない私でした。

「今、元カノとすれ違ったんだよね⋯」

「男と一緒にいた⋯」

「えっ、△ちゃん、この間の花火大会でも告白された女の子に声かけられたわよね」

「今度は元カノなの⋯。△ちゃって、何人彼女がいたの?」

「そんな、人を遊び人みたいに言うなよ」

「俺は「ちえ」と付き合う前は、ほとんど女の子とは付き合ってなかったから⋯」

「でも、今、元カノとすれ違ったんでしょ」

「なんか△ちゃんのこと、信じられなくなっちゃう⋯」

「おい、おい、そんなの、たまたまじゃん。別に浮気してるワケじゃないしさ⋯」

「でも、元カノってのが嫌だわ、なんかヤキモチ妬けちゃうな⋯」

「昔の話だから、「ちえ」だって俺と付き合う前は誰か彼氏がいただろう?」

「私は、いません!」

「ウソだ~。だって俺と初Hした時、バージンじゃなかったろう」

「⋯」

「そういうことは言わないで欲しいなあ⋯」

「まあ、お互いに過去のことは、詮索しないようにしようよ」

「俺だって「ちえ」の元彼のことを考えるとヤキモチ妬けちゃうからな」

「う~ん、でも△ちゃん、モテすぎない?」

「あんなの、たまたまだって。「ちえ」と付き合ってからガツガツしなくなったから、多少はモテるようになったのかもね」

「でも、モテても全然嬉しくないからね。俺には「ちえ」だけで十分だし、「ちえ」がいてくれないとモテても意味ないから」

「ホント?△ちゃんホントにそう思ってくれてるの?」

「だから、いつも言ってんじゃん。俺はウソはつかないって」

「「ちえ」がヤキモチやいてくれるのは嬉しいんだけど、俺は「ちえ」以外の女の子に興味ないから」

「なら良いけど⋯」

「じゃあ、そろそろ花火始まるから、たこ焼き買って戻ろう」

「うん、そうしょうか」

「ねえ、また膝枕してくれる」

「もう、甘えん坊さんね。でも良いよ」

こんな感じで花火大会が終わりました。

「ちえ」がヤキモチを妬いてくれるのは、正直、悪い気はしないのですが、過去の恋愛についてまでヤキモチを妬かれてしまうと、さすがに疲れます。

それでは最後までお付き合いくださりありがとうございました。




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