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【ヘッスラの巫女】『ENDER LILIES』の感想

Steamで『ENDER LILIES』というゲームがセールしていたので買ってプレイしてみた。

このゲームはメトロイドヴァニアというジャンルのゲームらしく2Dのスタイリッシュなアクションでダークな世界観を闊歩するという内容となっている。

この手のジャンルは記憶にある限り初めてプレイしたので新鮮だった。初めてとはいえ操作もそこまで難しいわけではないのですぐに慣れる。というかおそらくこのゲームはゲームバランスが良い。難しい面もあるけどストレスなく少しずつ上達できるように作られている。

このゲームで一番面白いのはボス戦だと思う。ボスが一番上達を実感する。最初の何回かは普通に負けてしまうけど、何回か挑戦するうちに少しずつ攻撃パターンを覚えていくのでわかりやすく進歩していく。その感じがとても面白い。攻撃をかわすアクションであるヘッスラがちょうどよい気持ちよさを出していると思う。ヘッスラはやたらと迫真で高校球児みたいに見える。ダークな世界観でそういうことやってくるのもシュールで面白い。

ヘッスラもそうだけどパリィというジャストガードシステムもなかなか良いと思う。こういうガードシステムを見るとスーパーマリオRPGのガードを思い出す。あれもジャストのタイミングでガードするとダメージが0になるというシステムでできたときには爽快感がある。メトロイドヴァニアの場合、ゲームが流動的なのでよりジャストガードが難しいけどその分爽快感がある。この手のゲームは攻撃している時よりも攻撃をかわした時やパリィしたときの方が快感がある気がする。

シナリオに関しても良いと思う。小説やアニメとはまた違う物語が描けるのがゲームだと思う。他の媒体に比べてテキスト量や物語の総量は少ないけど、絵の力と意味深な手記などによって想像を掻き立ててくる。こういう世界観が出せるのってゲーム独自だと思う。他の媒体だともっと説明しないと物語として成り立たないんじゃないだろうか。ゲーム性だけでも誘引できるこの媒体ならではの情報少なめのストーリー構成はやっぱり独自の魅力がある。

最近ゲームをやってなかったけど他のメトロイドヴァニアもやってみようかと思う。どうやら『Hollow Knight』というゲームが面白いらしいのでセールの時にでも買ってみようと思う。

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