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【2024年秋アニメ】4話を見た時点の格付けと感想(全12作品)
※2024年秋アニメの4話の範囲のネタバレを少なからずしているのでネタバレを見たくない方は注意!(ネタバレされたくない方は冒頭の格付け表だけ見ることを勧めます)
初回と前回の記事は以下。
2024年の秋アニメの4話を見れる限りは見たので現時点での感想とランキングを書いていきたいと思う。ちなみに今週の格付け表は以下のようになる。
![](https://assets.st-note.com/img/1730512552-hijzxWoPunvZ6FefURr5k7mg.png?width=1200)
前回まではランキングを載せていたが、今週からは格付け表を載せていきたいと思う。理由としてはランキングにしても上位の順位がそこまで変動しないからだ。格付け表にすれば下位のアニメの面白さの変動も追えるしランキングより見やすいんじゃないかと思う。なので次回以降もこのようにしていく。
こうやって格付け表を出すと、Sランクに入っている作品は初回からそんなに変わらないが、A~Bの間では結構変動している。『星降る王国のニナ』はAにしようか迷ったがBにした。正直な話、切っていない時点でそれなりに面白いのでどのアニメも結構オススメではある(モブ皇帝とシャニアニはそこまでオススメしないけど)。
ここからはネタバレを入れながら個々のアニメの感想を書いていくのでネタバレされたくない人は注意。
新テニスの王子様U-17 WORLD CUP SEMIFINAL(4話)
「デカすぎんだろ……!」というよく見る有名なコマが出てくる試合がついにアニメ化。今回はその試合が途中まで描かれる。
4話はとにかくいろいろ詰まっていた。デュークホームランだけでも異常なのにそれに吹き飛ばされた人を受け止める巨人もいる。平等院に扮した仁王が繰り出す海賊がもはやおまけ程度で出てくるというシュールさがすごい。さらにはハウリングという技の共鳴という要素も出てきたりと1試合の内容にしてはたくさんのギミックがあって面白かった。
最終的には仁王が他人のテニスを真似するのではなく自分のテニスをするというところで終わる。これもまたアツい展開なので次回も期待。
モブ皇帝(4話)
学校に現れたサンドラに嫉妬する幼なじみのチェン・チエン。4話の大部分はそういった内容が描かれる。そして林雪の弟が水晶の実験をしていたところ、それが暴走したようで死にそうな状況に陥る。それを助けるために林雪と主人公たちが弟のいる研究所らしきところへ行って水晶を止めてまたどこかにワープするところで4話は終わる。
相変わらずよくわからないけどノリが独特すぎるのでそれだけで価値があるように思う。24分だったら見てなかったかもしれないが、18分なので何とか耐えきれる。決して面白くはないが、癖になるような作品。
2.5次元の誘惑(16話)
アリアにアニメの布教をする回。部室にアリアを読んでアニメを見せていくという話。基本的には特に大きな進展はないギャグ回だが、最後の方にアリアがコスプレをする理由が少し語られるので次回の布石として重要な回ではあった。
前回から本格的にノノアが出始めてきたので作品の雰囲気もちょっと変わってきたような気がする。ノノアは内面描写が多いキャラなので作品としての幅が広がったように思う。なんにせよノノアはキャラが立っているのでそれだけで面白い。どちらかというとコメディ要素の強めの回ではあったけど、キャラが良いから普通に面白いと思う。次回も期待。
アオのハコ(4話)
先輩との生活に慣れてきたと思いきや、間違えて千夏先輩の体操着を持って行ってしまった大喜。体操着の受け渡しに奔走したり、屋上で着替え始めたりといったコメディ要素がありつつも、試合など真面目な要素もあったりと様々な要素が詰め込まれた回だった。
友人の匡がいいやつすぎる。千夏先輩と話す過程でもし試合に勝ったら水族館でも誘ってあげてくださいよ、とさりげなく約束を取り付ける有能さ。匡は雛のことが好きなのか?と思わせるような描写があるので、大喜と千夏をくっつけることで匡が雛と……というのをあわよくば狙っている、という見方をすればある意味自己利益になっている気もするが、それでもナイスアシストだったなと思う。
試合は思っていたよりもあっさりだったがまだ本格的な試合ではなさそうだしこのくらいスムーズでもいいのかもしれない。スポーツと恋愛を主軸としたアニメではあるけど4話までだと恋愛メインという印象。それでもやっぱり面白いので次回も期待。
チ。―地球の運動について―(4話)
前回でラファウ編が終わり、今回からはオクジ―編が始まる。オクジ―は民間警備会社で働いているが、世の中に絶望しており、天国に行くことだけに唯一希望を見出している。そんなオクジ―が異端者と出会い、どうなるかというのがオクジ―編の話のようだ。
4話はオクジ―の上司であるグラスの話が興味深かった。グラスは家族を亡くし絶望していたが火星の規則性(円環運動)を観察し、永遠なるものはあるのだと現実にも希望を見出す。こういったキャラクターの描き方が個人的には好きだ。家族が亡くなってもまだ人生には良いことがあるかもしれないという風に希望を抱かせるのではなくて、「現実にも永遠なるものがあるかもしれない」という風に希望を抱かせるのが面白い。
人は根源的に永遠なるもの・確実なるものに惹かれる何かがあるように思う。自分はグラスほど狂信的ではないにせよ、グラスのように永遠なるものに希望を見出す心理が少なからずわかるような気がする。そして本作はそれが伝わってくるように描く言葉選びが上手いと思う。セリフに重みがあるというかラファウ編も含めてそのあたりが本作の魅力だ。
結局火星の円環運動は突如終わってしまい別方向に軌道を変えてしまうが、異端者が新たにオクジ―とグラスを導くような終わり方がなされたので、今後どうなるか非常に気になる。ラファウ編もラストが素晴らしかったのでオクジ―編においても期待大である。
結婚するって、本当ですか(4話)
元々は実家に1人で嘘だということを伝えに行こうとしていた拓也。しかしなぜだか結婚が嘘だということを知っている非通知の電話がまたかかってきたことにより、暗に一緒に帰ることを促されてしまう。そういう感じで4話では本城寺さんをつれて実家に帰るという話となる。
本城寺さんの幼少期が語られたりと、キャラクターの掘り下げが多くなってきた感じがする。本城寺さんの幼少期の演技、早見沙織さんの演技が良かった。やっぱり本城寺さんがかわいい作品なのでそれだけでも個人的には満足だ。さらに展開的にも適度に先が読めないし話に起伏があって面白い。もちろん結局最後は普通に仲良くなって結婚するんでしょ、というのは読めるけど過程を楽しむ作品なので問題はないのである。
合コンに行ったら女がいなかった話(4話)
動物園でデートする回。正直このアニメは毎回似たような感じなのであまり語ることがない。
でも語ることがないからと言って面白くないわけではない。わりとゆるりと見れるというかボーっとしてみるのに最適だと思う。蘇芳さんはかわいいし、作業用BGMとして最適なアニメなんじゃないだろうか(皮肉ではなくそういう用途として最適だと思う)。
ただ普段も男装するというのが理由があったとしてもやっぱり違和感しかないし、物語的に作りやすいんだろうけど男側が男装女子に全く惹かれないという(完全に男性として認識する)のもやっぱり納得がいかない。ただその違和感がノイズになるのかというとそうでもなく「よくあるやつね」と流せる程度なのでそこまで気にもならない。
続きを見るか迷ってたけど見ると面白くはある。結局あまり集中せずとも見れてしまうので次回も見るかもしれない。
シャニアニ2期(4話)
ハロウィンライブの回。ライブの開始から終わりまでが描かれる。
シャッフルライブ自体は良かったと思う。原作未プレイの人がどう思ったかはわからないが、原作ファンの自分からするとシャッフルユニットでライブしてるだけでも絵面が良いと感じる。どのシャッフルユニットもメンバーのバランスが良くてライブシーン自体は良かったように思う。
ただやはり冗長な部分は結構あった。まずライブでシャッフルしてないいつものユニットの紹介が行われるのだが、「ユニット名」→「ユニットリーダー」のセリフというのを5ユニット分行うという流れがある。これは冗長すぎる。別に今さら既存のユニット名を発表する必要もないんだし、それだったらシャッフルユニット名とか考えてそれを発表するという流れにすればよかったのでは?と思ってしまう。今回に限ったことではないが「全員を出さなければならない」「ターン性の会話」という悪癖がこのアニメ化にはあって、それがこのユニット紹介シーンにも表出していたように思う。
ライブ冒頭の「積み重ねてきたことを出す」だとか「きっと楽しんでくれる」というセリフがフワッとしているように感じたのでそのあたりを補強するためにも何か施策が欲しかった。実際のファンを出して真乃と絡ませるとか千雪との会話をもっと入れるとか、いろいろ手段はあったと思うが(やるなら2~3話からだが)、その「積み重ねてきたこと」といった言葉がどうしても表面的なものに感じてしまった。そのためあまり入り込めなかったような気がする。
ライブ後の千雪と真乃の会話は良かったので、そこに至るまでのシーンをもっと入れればいいのになと感じた。やっぱり全員を均等に出さなければという縛りにより個々の絡みが薄くなっているというのが大きな問題点だと思う。これも今回に限った話ではないが惜しい点だ。
良いシーンもあるだけにそれらが台無しになるほど冗長であるのが口惜しい。1期は正直なところ明確に面白くなかったが、2期は惜しいと感じる部分が多い。もっとブラッシュアップできていればより面白くなっただろうけど、やっぱり今の出来だと満足できないというのが正直なところだ。でも次からは推しユニットのノクチルが出てくるので期待したいところ。これまでもアイドルたちの些細な動きは良いし、ノクチルの挙動にも期待したい(ライブに来ている透と円香の演出は良かったと思う)。
甘神さんちの縁結び(4話)
甘神神社を出資している北白川というキャラが出てきて、次の例大祭の時に参拝客を5000人集めないと神社と家をとられてしまうという約束をしてしまう。4話は参拝客を集めるためにネットを駆使して抗うという話になっている。
3話まではこのまま特に大きな出来事もなく進むのかなと思っていたので、意外とシリアスな展開になってきて驚いた。瓜生は受験勉強しなくてもいいのだろうかという疑問はありつつも展開が大きくなってきたので面白くなってきた感じがある。シリアスになってきたとはいえある程度予定調和的ではあるのでゆったり見れる。キャラクターがかわいいだけでも価値のある作品なので次回も視聴予定。
ネガポジアングラー(4話)
4話はコンビニのバイトが始まり、常宏がそれに順応する日々が描かれる回だった。ハナがコンビニに住んでいることが判明したり、釣りに行ったりもするという内容もある。
特に大きな進展がない回ではあるけどようやく主人公の卑屈さが薄まってきて見やすくなってきた感じがある。4話は箸休めではあったけど今までで一番良かった。常宏と他のキャラとの関係性も良好になってきた感じがあるし、今後もめちゃくちゃ期待できるんじゃないかと思えてきた。次回も期待。
星降る王国のニナ(4話)
アズールに知られないように他の国へ嫁ぐことを計画するニナ。結局その試みが成功する所まで描かれる。
王様があまりにも小物すぎる。単に嫌いだからアズールを狙っているというのがちょっと理由としては弱すぎるしやはり安っぽく感じてしまう。嫁ぐまでの描写もあっさりすぎるのでなんだか急にチープに見えてきた。3話の段階でも思ったが政局的な描写は雑な印象がある。
ラストのアズールがニナが嫁ぐことを知って馬で追いかけようとするシーンで「これもしかしてアズールが迎えに来て結局嫁がないパターンか……?」と危惧していたが普通に嫁ぐようだ。普通だったら「嫁がないでくれ~!」と祈るところだと思うが、このまま迎えに来てしまったらあまりに安っぽいメロドラマになってしまうので、正直アズールが間に合わなくてホッとした。仮に間に合ってたら4話で切っていたと思う。
ただ4話の内容を踏まえると前回の描写にも納得がいった気もする。3話の感想にはキスするには展開が早すぎるからもっとじっくり描くべきだと書いたが、4話でアズールとニナが離れるなら3話であの展開なのはわからなくもない。あの時は急だから「このあと何をやるんだろう?」「ずっとイチャイチャを見せつけられるだけか?」と感じ今後面白くなるか不安だったためあまり評価していなかった。しかし思っていたよりも話がダイナミックに展開したので意外な方面から話が面白くなってきた感じがする。正直最終話まで王宮からあまり出ずにコメディパート多めでちょっとした事件を解決していくみたいな作品かと思っていたのでこの展開は予想外だ。
政局的な描写がおざなりなのはちょっと残念ではあるけど、次の展開は結構気になるしセリフ回しは上手いので続きを見るつもりではある。ただEDの後にちょっとだけ出てきたニナが嫁ぐと思われる王様の残虐描写も安っぽかったし、すでにちょっと不安ではある。王様なんだし残虐にするにしてももっと重厚な感じの残虐さを描いてほしい。そのあたりは正直あまり期待できないかもしれないが、男女間のセリフは上手いのでそういった部分を期待し次回も視聴したい。
魔王2099(4話)
前回までは生配信要素が多くコメディ色が強かったが4話は想像以上に進展のある回だった。魔王の部下だった不死者たちがどうなったのか、もしくは新宿の電力がどうやって供給されているかなどが明らかとなる。さらにはラストでマキナがピンチなんじゃないかという匂わせもあり、緊迫した雰囲気になってきた。
やたらと登録者100万を自慢しながら戦う魔王様など、面白い要素もありつつシリアスな部分も多くなってきたので面白くなってきたと思う。今後どういった路線に行くかはわからないが次回も期待したいところ。
まとめ
今週も結構な数のアニメを切ってしまった。2話時点では全18作品、3話時点では全15作品、そして今回4話時点では追加で3作品切り、全12作品となっている。このままいけば来週は9作品……数字的にはそうなりそうだが流石にそろそろ切ることも止まりそうな気がしている。
仮に切るとすれば、冒頭に記載した格付け表でいうBランクの作品だが、それらもそれなりには面白いと思っているし10作品くらいは視聴を維持できそうな気がする。現状12本程度であれば視聴維持するのにもそんなに無理はないし、継続視聴する可能性は高いと思う。
普段はせいぜい1クールに3本くらいしか完走しないが今回は毎週感想記事を投稿しているせいか妙な義務感が生まれて結構アニメを見れている。まだ4話なのですべて完走できるかはわからないし記事も投稿し続けられるかも不明だができる限りやっていきたい。
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