tokumotonahoko

大阪でフリーランスでWebデザイナーをしています。 https://www.tokumotonahoko.jp/

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マガジン

  • Webナントカがゆくイチカラレポ〜てんやく絵本ふれあい文庫編

    フリーランスのWebナントカが、身ひとつでやりたいことをやってみます。不定期更新。 記念すべき創刊号は「てんやく絵本ふれあい文庫編」点字付きの絵本を全国に貸し出す特定非営利活動法人のサイトをボランティアでフルリニューアルします!

最近の記事

初回ヒアリング後の脳内会議メモ(サイトの概要)

(この記事は「てんやく絵本ふれあい文庫」のサイト制作レポートの一部です。) https://note.com/tokumotonahoko/n/n943a01605693 (Web制作を始めたての方はサイト設計の考え方の参考になるかもしれないです。) (Web制作のプロの方はご意見は優しい言い方で言ってください。) ゴール見える人も見えない人も楽しめるサイトにしたい。(岩田さんが特に大事にしていること) 人が訪れる「生きた」サイトにしたい。 その結果としてふれあい文庫の

    • ふれあい文庫のロゴ制作

      見えない人が点字をつけた本を貸し出すふれあい文庫のサイトを作ることになりました。その経過をたどったレポです。今回はロゴ。 https://note.com/tokumotonahoko/n/n96686eb5dca3 「ロゴはありますか?」「いやぁ、ないですねぇ」「よかったらこの機会に作ってみませんか?」 私はロゴをたくさん作ったことがあるわけではないけれど、作ってみたいとかねがね思っていたので挑戦させてもらうことにした。 イメージワード他の人がどのような手順で作るのかあ

      • 視覚障害者とオンラインでお仕事をしているメモ1

        Googleドキュメントで提案書を共有さすがにGoogleドキュメントなので、普通にURLを共有すれば内容を読み上げてくれるだろうと思い込んでいたのだが、視覚障害者の岩田さんは読めないとおっしゃる。URLに改行が入ってしまったのだろうか?アクセス権の設定ができてなかったのだろうか?などと遠回りをしてしまったが、スクリーンリーダーの設定が必要だった模様。 ↓Google エディタでスクリーン リーダーを使用する デフォルトはどうなっているんだろう?私は特に何も触っていないと思

        • 盲者のアート鑑賞を通して ー 「誰のためのアクセシビリティ?(田中みゆき著)」を読んで1

          この本の表紙を描いている画家が好きで、彼がInstagramでこの本を紹介していたので、ふと手に取った。 どの章も興味深く、ぜひnoteで紹介したいと思ったのだが中身が濃く多岐にわたるので、特に興味を持った章から少しずつ紹介したい。 多岐に渡ると書いたが、そのメッセージは一貫していて「身体性の問題、生きられた経験の違い」について述べられている。私とあなたは違う身体を持っている。そして違う経験を生きている。そこが出発点であり終着点でもある。一見当然のことのようだが、実際当然の

        マガジン

        • Webナントカがゆくイチカラレポ〜てんやく絵本ふれあい文庫編
          5本

        記事

          いざ、ふれあい文庫へ

          そういうわけで私は8月某日、ついに岩田さんに会いにふれあい文庫を訪問した。肥後橋の人通りの少ない(お盆休みだったからかもしれない)通りにある小さなビルの2Fだ。(このマガジンの表紙を見て!) 扉を開けるとすぐに岩田さんが目に入った。雑誌で見た通り岩田さんは、おしゃれで明るいオーラの持ち主だった。耳に揺れる白いイヤリングが印象的だ。 (見えない人がおしゃれをするというのはどういう気持ちなのだろうという素朴な疑問が湧いた。見える人に対しての心遣いなのだろうか。それともおしゃれをす

          いざ、ふれあい文庫へ

          自己紹介とイチカラレポについて

          大阪でフリーランスでWebデザイナーをしている徳本奈穂子と申します。 私はWebデザイナーなんですかね?「自分でデザイナーと名乗ったらもうデザイナーなんだよ」とみんな言いますが、何年やってどんなことを成し遂げたらWebデザイナーと自称していいんでしょうか。なんとなく自信のないままWeb周りのお仕事で食い繋いでいます。 最近、とある視覚障害の方の活動に興味を持って、ボランティアでそのサイトを作らせてほしいと手紙を書きました。(詳細はこちらで) その話をともだちのマチコ社長に

          自己紹介とイチカラレポについて

          ふれあい文庫との出会い

          前号か前々号かの暮しの手帖で全盲の女性、岩田美津子さんの記事に出会った。 彼女は「見える」子どもを持ち、子どもたちが読んでほしいと絵本を持ってくるたびに、同じ物語を共有できないことにやるせなさを感じていた。これがてんやく絵本の始まりだ。 絵本の文字には点字を貼り、絵本の絵には絵の形のビニールシートを上から貼る。お会いした時「失礼かもしれませんが、絵に貼ったビニールシートは触って何が描いてあるかわかるんですか?」と尋ねたら、彼女はあっけらかんと「わかる時もあるけれど、わからな

          ふれあい文庫との出会い