休職中ですが、学生支援機構の第1種奨学金を申請中です。申請の仕方!
こんばんは。今日は博士課程学生の収入に関わる奨学金の話をしようと思います。
実はネット上で「会社を休職して大学院に入った場合、学生支援機構の第1種奨学金は貰えるか?」について答えてくれる情報は私の知りうる限りありません。
なので、私の方で取れるかどうか試してみようと考えています。今回は、書類を提出して申請するところまで書いていきます。
学生支援機構の第1種奨学金とは?
日本学生支援機構は、金銭的に困窮している学生・親を給付又は貸与の奨学金を提供することにより支援するありがたい法人です。給付の奨学金は学部生が対象で、基本的に大学院生は貸与の奨学金の提供を受けることになります。
その中でも、無利子のものが「第1種奨学金」、利子ありのものが「第2種奨学金」です。第1種と第2種は申請時に学生の方で選択します。
無利子の第1種については、大学の方で一度候補者のスクリーニングがあり、その後学生支援機構で採択というステップで選考が進められます。大学により第1種を受け取ることができる人の数が決まっているようですが、これは噂レベルの信憑性です。
第1種奨学金の応募資格・選考基準は?
第1種奨学金の応募資格は明解で、「原則として学生とその配偶者の年収(見込み)が350万円以下であること」です。ただし、「原則として」の例外が何を示しているのかわからないのでかなり曖昧さを残していると言えるでしょう。
また、選考基準として「目立って優秀であり、将来研究者として独立して研究を行えるであろう資質を持つこと(意訳)」との記述があります。こちらはあまりに主観的でわかりづらい。
以上、色々書いてきましたが(私が優秀なのかどうかはさておき)、私にも第1種奨学金を借り受ける資格がありそうなんですよね。もらえれば月12万2千円、かなり大きい。ということで申請してみます。
申請のステップと必要なもの
だいたい上の図の通りです。
①添付書類の収集
会社にもらうものについては、2月下旬くらいから手配を始めるといいと思います。また、奨学金申請書類については例年3月中旬ごろから配布が開始されますので、そのタイミングで大学に取りにいくor学生支援機構に封筒を送って郵送してもらうようにするのがいいと思います。
ベストなのは、大学に奨学金申請書類を取りに行ったその足で指導教員に推薦書への記入をお願いすることです。
また、書類関係で重要になるのは、「退職/休職証明書」です。これがないと、学生支援機構が申請者に求める年収の条件をクリアできない可能性が高まります。こちらは、自分の会社がどの程度のスピードで書類を発行してくれるかを見計らって会社に申請するのが良いと思います。最悪4月1日に手元にあればOKです。
②書類に記載
書類が集まったら、記載していきましょう。注意点としては、本年度年収見込みに、本年度分と前年度分の収入・支出見込みを書く必要があることと、またその中で収入>支出になるように調整しないといけない点です。ただし、支出に関しては証明書を求められることはありませんから、支出のパラメータを動かして調整すれば良いと思います。(例えば、家賃を10万円→5万円にする、とか)
スカラネットの下書きには、自分の研究内容や研究計画を書く箇所があり、それぞれ600字程度求められますので、1週間くらい準備期間をもっておくと良いと思います。
また、このくらいの時期(3月下旬)に、指導教員に依頼していた推薦書を回収できるとベストです。
③スカラネット記入
PCからスカラネットに記載していきます。②で作成した下書き通り記載していけば問題ありません。例年4月1日からスカラネットへの記入がオープンになります。書類提出の期間も(大学によりますが)通常短いので、できれば早めにスカラネットへの記載を済ましてしまいたいところです。
注意点としては、スカラネットを記入して最後に申請番号が画面に表示されますので、その番号を控えて書類に書き込むところです。スクリーンショットを撮っておくとさらに安心。
④書類の提出
書類の提出については、大学の窓口にもっていきます。大学の窓口でのチェックは、ハンコが所定の場所に押してあるかどうかくらいなので、大学の窓口へいく際にはハンコを携帯するのがおすすめです。
大学では情報共有が「大学HPへ記載」という手段に限定される可能性があるので、書類提出が近づいたら、大学のHPは頻繁に確認するようにしましょう。
終わりに
なにかと面倒ですが、頑張って申請までを済ませました。ちゃんと借りられるといいのですが、、、大学院の奨学金申請については自分の年収だけでいいのですが、大学学部生の奨学金申請は親の年収を記載する必要があったと記憶しています。学部生は先ほどのスケジュールより早めに動いて、親との会話を済ませておきましょう。
休職者も奨学金がもらえるかどうか、については後日結果をお知らせしますね。
では、楽しい大学院ライフを!