TownTech教育 -関連授業編-
はじめに
TownTech教育では、文化財や自社などの地域資源について最終的にWebサイトにまとめていきます。その際に気をつけるべき情報モラル、またまとめる上で見学以外の調べものの方法としてのリファレンスサービスについてそれぞれ授業をしました。
情報モラル教育授業
GIGAスクール構想により子どもたちは一人一台のタブレットを持ち、Web検索を当たり前に使えます。情報モラルの教育も各学年で学んできてはいますが、なかなか実際の行動と紐づかないことも多いと思います。
そこで、Town Tech教育では最終的にWebサイトにまとめるのでその前に関連して情報モラル教育を行いました。内容は主にWeb上の画像の取り扱いについて少し難しいかもしれませんが著作権の話も交えて実施しました。
大人もドキッとするような内容で少し難しかった様子ではありましたが、知らなかったからびっくりしたと言った感想も得られました。
リファレンスサービス授業
Web上で調べものをするのは容易ではありますが、出てきた検索結果がいずれも正しいとは限りません。そういった正しい情報を見分けるという観点から本での調べものについて考える授業を取り入れました。
図書館ではリファレンスサービスというサービスがあります。本に詳しい司書さんが調べたい内容が記載されている本を探してくれるサービスです。数多くの本から目的の内容を得るのはWeb検索に比べると大変ですが、リファレンスサービスによって容易にできること、また本で調べることによる付加情報について知ってもらいたいと思いました。
授業内で今回子どもたちが調べる対象について、Code for Fukuokaで福岡市総合図書館のリファレンスサービスを利用して調べてきた内容を紹介しました。どんな風に司書さんが調べてくれたのかも含めて子どもたちに伝えました。
子どもたちに調べた内容を回して見せた際には、文章が難しいものの興味深く見てくれる場面もありました。図書館をよく利用している子やそうでない子などまちまちでしたが、今回リファレンスサービスを知って使ってみたいと言う子もいました。