<知っておくべき>家庭における火事対策 第二十五回 火事被害からの早期立て直しを助ける本の必要性
家庭での火事を予防するためのシリーズ第二十五回。
今回は「火事被害からの早期立て直しを助ける本の必要性」の話です。
前回も紹介した堀池さんという方は、ご実家が隣家からの延焼で全焼してしまい、火事後の生活の立て直しやどういう手続きなどが必要だったかを詳細にシリーズで解説されています。
火事によって大切な物や財産を突然失い、精神的に大きなショックを受けている状態でも生活の立て直しをしていかないといけません。
でも実際は「この後一体どういう事をすれば良いのか?」というのは残念ながら今時点ではきちんとしたマニュアルが存在しないようです。
そのため、自分で色々調べていく必要があり、精神的なショックが大きい状態でそれを被災者にやらせるというのはかなり厳しい物があるでしょう。
生活の立て直しにも余計に時間がかかってしまいます。
堀池さんも記事で少し語っていますが、「火事被害後の生活立て直しのために何をやっていくべきかを解説したマニュアル本」というのが全国の各消防署に常備されるようになり、実際の火事が起きた際に被災者の方達に配布するという形にすれば、被災者も生活の立て直しがスムーズになりずいぶんと助かる人が出てくるのではないでしょうか。
火事が起きないよう本シリーズでは家庭における火事の原因を一つ一つ紹介していっています。
それでも残念ながら不注意で火事が起きたり、隣の家からの出火により自宅が巻き込まれて全焼してしまう事もあります。
最近の住宅は火事を想定せず隣からの距離が近い状態で建てているのも多く、隣が火事を起こすと巻き込まれやすい。
(火事の延焼予防のために建蔽率というのを設定したはずなのに)
火事被害からの立ち直りの手順を詳細に記載したマニュアル本は、そういう突然の火災被害を受けた時にかなり役に立つと思います。
この記事を今読まれている出版関係の方も、「全国の消防署に常時10冊以上備蓄されるのなら、本の売れ行きもかなり良い感じになりそうだ」と感じたら、堀池さんとご連絡を取って本格的な本の制作や消防署関係への売り込みを始められてはどうでしょうか?
また、消防署への本の常時備蓄には国や県や市がこういうのに予算を出す必要があり、議員関係の方もそのために動かれてはどうかと思います。
家庭における火事対策シリーズの第一回目はこちら
自分の大切な物や家、自分や家族の命を守るために一回目から順番に読んでいきましょう。
<知っておくべき>家庭における火事対策 第一回 序章
次回は「乾燥剤が原因での火災」です。