ps6とAIとソニーのKADOKAWA買収の関係の話 (漫画やアニメのキャラと会話しまくる時代がやってくる)

まだ確定していないようですが、ソニーがKADOKAWAを買収するかもしれないというニュースが出て話題になっています。

今後はAIによるリアクションを使った漫画やアニメのキャラと会話を楽しめるサービスが2020年代後半に始まり、2030年代には世界的に大ブームになると予想されます。
また四年後(2028年)くらいに出るであろうps6(2028〜2035年が主活躍期)は、以前以下の記事で解説したようにAMDのsocにAI用の高速演算ユニットが実装されるだろう事を考えると、キャラクターIPを数多く持っているKADOKAWAをソニーが買収する事は非常に合理的であるとも言えます。


<AIによるリアクションを使った漫画やアニメのキャラクタービジネス>

3Dモデルはデザイナーやモデラーに作ってもらった上で、色々なアニメや漫画のキャラがAIでリアルタイムにリアクションを返したり、声優にきちんと声のライセンス料金を払う形でボイスもAI生成するという感じで、スマホやパソコン、PS6のようなAI用の高速演算ユニットを実装したハードウェアで漫画やアニメのキャラクターとのやり取りを楽しむサービスが今後確実に世界で大流行します。
2030年代の市場規模は世界で数兆円になっていると思います。

各キャラクターについてはゲームソフトを買うように買い取る方式もあれば、月々いくらでキャラを数体ずつレンタルするサブスクみたいな方式もあるでしょう。
サブスクでは月ごとに借りるキャラを変えていくみたいに。
同じキャラを継続して借りてもいいし、一部のキャラは別のキャラに変えたり。
またキャラの追加衣装や特別なイベント用リアクションもDLCとして色々購入していったり。
「クリスマス用の特別イベントリアクションは800円」みたいな。

漫画やアニメやゲームのお気に入りキャラが友達や恋人のように様々なリアクションをしてくれる事にはまる人が多く出るというのは、今vtuberにはまっている人が多い事から容易に想像できます。
vtuberと違ってAIキャラクターは一人一人のユーザーにあわせてきちんと濃密に話かけたりリアクションしてくれるため、vtuber以上にはまってしまうでしょう。

パソコンやスマホもIntelやAppleのCPUでは最近はAI用の演算ユニットをすでに搭載し出していて、AMDも当然同じ事を今後やり出します。
2030年代はAI用の演算ユニットを搭載したハードウェアが主流となっていて、ゲーム機で言えばps6だけでなくXboxの次世代機や、任天堂もswitchの次世代機のさらに7、8年後に出るハードでAI用のユニットが実装されるでしょう。
ゲーム機の場合はキャラクターだけでなくゲームシステムでもAI演算により新しいゲーム性を生み出す事になるため、グラフィックの進化が最早売りとはならなくなっている現状に新しいブレイクスルーを起こせます。

ソニーがKADOKAWAの買収に数千億円かかってもその投資は来るべきAIキャラクタービジネスの事を考えると余裕で回収できると思います。

キャラクターIPを数多く持っているのは出版社やアニメの会社もありますが、今後は日本や国外企業がキャラクターを数多く抱えている会社を買収したりする事がわりと起きるのではないでしょうか。

日常生活で自分が好きな漫画やアニメやゲームのキャラクター達と当たり前のように会話する日が来るのもそう遠くありません。
どれだけイメージを壊さずに原作の漫画やアニメの通りにキャラがリアクションを返してくれるかはノウハウの積み重ねが必要となりますが。

ソニーやMicrosoftに限って言えば、今後は値段の高い据え置き機と値段が安くて性能が低い携帯機(標準か追加ユニットでテレビ出力も可能)の二種類のハードを投入するのが当たり前になるでしょう。
ライトユーザーは性能は据え置き機より劣るものの300ドルくらいで買える携帯機で色々なゲームを楽しみ、コアユーザーは700ドルかもう少し安い据え置き機でリッチなグラフィックのゲームを楽しんだり、漫画やアニメやゲームのAIキャラクター達と日常的に楽しむ、みたいな事が2030年代の普通の光景になっていると思います。

漫画アプリや雑誌で連載中の漫画もAIキャラとして楽しめたり。
きちんと漫画家にキャラのライセンス料金が支払われれば、原稿料やコミックの印税とは別にAIキャラのライセンス料金も継続的に入ってきて漫画家の収入が増える事になります。