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立ち絵素材作成で小遣い稼ぎしつつ画力アップをしてみる
今回は漫画やイラストなどオリジナルでキャラの絵を描いている人向けの記事となります。
<立ち絵素材とは?>
boothやdlsiteなどでは素材として画像を販売している人が多くいます。
「オリジナルキャラクターの立ち絵素材」というのを販売している人もそこそこいます。
https://yoshitoki105.booth.pm/items/6066969
こういうのですね。
立ち絵素材はインディーゲームや同人ゲーム、フリーゲーム用の素材として使ったり、オンラインでTRPGをプレイする時に使う目的で売れたりする事があります。
live2Dと違って動きがありませんがyoutube動画で使う人もいます。
値段が安いのでSNSのアイコンに使う人もいます。
立ち絵素材についてはそこまでお金になるわけではないのですが、それでもカラーの立ち絵を描いて売るという事は、「少しだけど金を稼ぎつつ、自分の画力アップもできる」という利点があります。
色々なポーズやキャラを描く事になるし、より売れるためには絵のクオリティやキャラデザイン、ポージングにも気を付ける事になるので、キャラクター作画の良い練習になるでしょう。
絵を描いている人は試しに何体か挑戦されてはどうでしょうか?
・他人に著作権があるキャラ画像は作らない
・キャラは表情のバリエーションが必要(目や鼻、口は別レイヤーで作画しておく)
・基本は全身を描く
・値段は他の立ち絵素材を参考に安めに設定する
・余裕があれば服は別レイヤーで作画して服装もバリエーションを持たせる
・販売数はあまり期待しない(数個しか売れない事もしばしばある)
・キャラ以外の部分は透過しているPNG形式が望ましい
などに注意して出品されてはどうでしょうか。
「アニメ塗りの方が厚塗りや普通の塗りより作画時間を多少減らせる」ってのもありますね。
紹介しておいて何ですが、一キャラで数千円稼げたら良い方、みたいな儲けはかなり少ないです。
1個も売れなかったり、一年間で10も販売数がいかないのもわりと見かけます。
Xやnoteなどでもその画像にsampleなどの薄いウォーターマークを付けつつ、「boothやdlsiteでこの立ち絵素材を販売中です。ゲーム制作している人やTRPをプレイしている人は是非。SNSのアイコンとしても使えます。」と宣伝すると販売数を少し増やせるかもしれません。
<個別の仕事依頼も狙う>
boothやdlsiteで立ち絵素材を売っても儲けは知れていますが、ある程度魅力的な立ち絵を描けるようになったら、Xやnoteでこれらの立ち絵素材を紹介すると同時に、
「ゲーム制作用の立ち絵やバストアップ画像(胸やお腹あたりから上を描いたキャラ画像)の制作依頼もココナラとかで受け付けています」
みたいに書くと、ゲームメーカーやインディーゲームやスマホアプリなどを作っている個人や少人数開発の方と契約が取れて、もう少し稼ぎが良くなるのではと思います。
実際はまぁなかなかそういう仕事は受注しにくいでしょうが。
ステータス画面やイベントシーン用の全身画像やバストアップ画像とかならきちんとしたメーカーなら一キャラにつき数万円の支払いをする事に。
タイトル画像のイラストとかも。
キャラデザイン費用でもっと多く出す事もあります。
ただしメーカー契約の場合はクオリティチェックはかなり厳しいのでリテイクを何度もする事になるでしょう。
個人開発者の方と契約する場合は未払いにならないかと、値切ってくる場合があるというのは注意してください。
直接契約より手数料を取られてもココナラとかその他のきちんと金を回収できる形式での契約をおすすめします。
海外アカウントや海外メーカーから契約の話が来る事もわりとありますが、海外の方とだと言語による意思疎通がきちんとできなくてトラブルになったり、未払いで音信不通になって逃げられるみたいな事がそこそこあるので「日本語しかわからないので日本在住で日本語ができる方とのみ契約します」とあらかじめ防御線を張っておいた方が良いかも。
ゲームだけでなく個人が書いている小説用の表紙画像やイメージイラストの作画依頼も受け付けたり。
自分で小説を書いている人は今は多いですが、kindleで個人で小説を出す時に魅力的な表紙画像やイメージイラストがあるとその作品の売れ行きは増えるでしょう。
<自分のSNSのフォロワー数を増やすためにゲームで使えるキャラ画像をSNSで配付してみるという手もある>
立ち絵素材はサイトやブログでフリーで公開している人もいます。
boothでも表情差分無しの立ち絵は無料で配付している人も多い。
お金稼ぎにはならないものの、「自分のSNSのフォロワー数を増やしたい」という人は、SNSで色々なオリジナルキャラクターの全身画像かバストアップ画像を配布するという事をやってみるのも良いかもしれません。
「このキャラ画像はゲームやスマホアプリを制作している人はフォローとリポストした場合に限りゲームやアプリでの使用を許可します(ただし大手や中小のメーカーの場合は使用は不可)」みたいに記載して。
フリーゲームや同人ゲーム、インディーゲーム、スマホゲームで今はゲーム開発をしている人が多くいますが、「ゲームに使える魅力的な全身画像かバストアップ画像を時々無料で配布してくれるアカウント」というのは見つけたらすぐにフォローしたくなるという人は多いでしょう。
また立ち絵素材やバストアップ画像、そのトリミング画像はsteamだとウィザードリィやエルミナージュなどのダンジョンRPGでも使えます。
「ダンジョンRPGをプレイする人は、フォローとリポストしてくれるならこの画像をゲームプレイ時のキャラクター画像に使っても良いですよ」とも書いたらフォロワー数はより増えるでしょう。
SNSで無料配付する全身画像やバストアップ画像はキャラクターの表情バリエーションは手間がかかるので表情は一つにした上で、「ステータス画面やウィザードリィ系の戦闘のコマンド入力時の表示に使えるキャラ画像」みたいなので良いと思います。
後々余裕が出た時に表情バリエーションを増やせるよう、顔の各パーツ(目、鼻、口、眉)の作画は別レイヤーにしておいて。
全身画像の場合は感じ的に世界樹の迷宮のキャライラストみたいなやつですかね。
こういう魅力あるポーズにして。
全身画像よりバストアップ画像の方が作画時間をだいぶ抑えられるので、バストアップ画像ばかり作ってSNSで配付するという手も。
バストアップ画像なら内容にもよりますが、作画が早い人だとアニメ塗り風のイラストで二、三時間くらいで一体描けるはず。
背景部分が透過しているPNG形式でのアップが望ましいですが、Xって透過PNG画像をアップできないのかも?(私はXやっていないので確認できてません)
作る時は「他人のイラストのトレースをしない」というのは必ず守りましょう。
全身画像やバストアップ画像のSNSでの無料配布は、「自分の画力アップをしつつフォロワー数増やしにもなる」という事なので、トレーニングにならないトレースとかのズルはすべきではないです。
ゲームやアプリの方でもそういうのを使ってしまってトラブルになるのは製作者達も望んでいないでしょう。
こういう無料配布がSNSで増えると先ほど書いた一回数万円の個別依頼が減っていくでしょうが、個別依頼の方は「客の要望に従ってキャラをデザインできる」という利点があるので、その利点をきちんとアピールして仕事依頼を増やせすようにすべきです。
・キャラのイメージを聞きつつ、ラフ段階で複数のキャラデザインを提示する
・キャラのポーズもラフで複数提示してその中から選んでもらう
・途中途中できちんとクライアントに確認してもらう
みたいにしたり。
有料オプションなどで支払い金額に応じて対応の手厚さを変えるというのはココナラとかでは良く見かけますね。