小島監督がXBOXで出すODという作品は自動生成AIを取り入れたホラーゲーム
先日のTGAで小島監督がマイクロソフトと共同で作っているODという作品のティザー映像が公開された。
「腹ペコの紫恐竜はやさしいキツネとおしゃべりなカニと狂ったクジラを食べて物売り」
という意味不明なセリフを複数のキャラがしゃべるという感じの映像だった。
この映像の一部がPS4で体験版として配信されたP.T.というゲームに似ている部分があったのでホラーゲームというのが予想されているが、私はキャラクター達が喋っているこのセリフの内容を見て「ああ、なるほど。最近話題の自動生成AIをセリフやキャラの思考に取り入れたホラーゲームなんだろう」というのが予想できてしまった。
しばらくすると実際のゲーム内容が公開されるだろうが、多分私のこの読みで正解だと思う。
「登場キャラクター達のセリフや複雑な思考などがAIで自動生成される」というのをゲームに取り入れるのは、数々の未来をゲームで予測してきた小島監督なら真っ先にやってきそうだ。
しかし実際に今のAI自動生成をゲームに取り入れてみると、キャラがこのティーザー映像のように時々かなり突飛なセリフを言う事になってしまう。
でもこの突飛さが「途中までは人間的な行動をしていたAIが狂いだした」みたいな恐怖感を生み出す事にもなり、わりとホラーと相性が良いのではないかと思ったり。
ユーザーは最初は「AI自動生成でプレイの度に色々なセリフや展開が楽しめるのか」という感じでプレイを開始し、途中まではキャラ達のリアルな思考やセリフを楽しんでいたはずが、だんだんそのキャラが狂いだして・・・・・みたいな風にプレイ感が変わっていくのだろう。
現実世界でも将来は進化したAIのキャラが私達の生活と関わってくるが、それがある日突然狂う瞬間があるかもしれない・・・・という小島監督ならではの未来予知がまたゲームで表現される事になりそう。
AIの自動生成については当然XBOX SXの本体の演算性能では全然追い付かないので、これについてはMSが用意したサーバーでリアルタイムで演算させてクラウドゲーミング的にプレイさせる事になるんだと思う。
「xbox cloud技術を使っている」と解説されていたのはまさにこのため。
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