匿名メールとは?海外で有名な匿名メールサービス6選
誰もが仕事やプライベートでメールを使う人が多いでしょう。そのときあなたは完全に匿名でメールを送る機能があることを知っていますか?
例えばGmailのような標準的なメールサービスを利用している場合匿名性は確保できません。確かに、メッセージを暗号化してくれるメールサービスプロバイダーはたくさんありますが、それは匿名性とは別物です。
実際GmailはあなたのIPアドレス、位置情報、名前、電話番号などにアクセスできます。それに加えてあなたの活動を追跡して広告を表示し、あなたのメールアカウントはあなたにたどり着くことができます。
匿名のメールを活用するためには、純粋に匿名のメールアカウントを提供する業者と契約するしかありません。これらのサービスは、個人情報の収集やデータの追跡を行わないため、Gmailのようにあなたのアカウントに辿り着くことはありません。
本日は匿名メールアカウントサービスを6つご紹介します。ぜひ気になった方は検索して下さい。
1.ProtonMail
ProtonMailは何度も使えるスイス製の匿名のメールアカウントです。ProtonMailの優れた点は以下の通りです。
登録の際に個人情報を要求することはない
PrintonMailは厳格な個人情報保護法で知られるスイスに拠点を置いているため、ユーザーデータはスイスの個人情報保護法で保護される
IPアドレスは記録されない。特にVPNは必要ないが、セキュリティ強化のためにはVPNを使用するべき
エンド・ツー・エンドの暗号化が行われており、ProtonMailでさえも自分のメッセージにアクセスできない
オープンソースなので完全に無料で使用でき、ソースコードを自分で確認することもできる
モバイルアプリがあるため携帯電話でも使用可能
Protonにはカレンダーやクラウドドライブの機能があり、こちらも安心して利用できます。ウェブ版では日本語のみならず他言語対応しており、世界にサービスを提供しています。
2.Gurella Mail
Gurella Mailは、10年以上匿名でメールの送受信ができる無料のサービスを提供しています。自分だけが知っている特別なメールアドレスを取得し、そのメールアドレスを覚えておかないとメールにアクセスできません。
ログイン方法は特にないので、メールアドレスを知っている人は誰でもアドレスに送られてくるメッセージを読むことができます。企業で活用しやすいと考えられます。そのアドレスに送られたメールにアクセスするために必要なパスワード、名前、個人情報などはありません。完全に匿名です。
メールアドレスは、ランダムなドメイン名の文字列で作成されるため、そのメールアドレスを人が推測するのはかなりむずかしいです。メールアドレスは、紙に書いて、どこか安全な場所に保管しておくことをおすすめします。
さらに、受信箱に送られたメッセージはすべて1時間しか留まりません。メールを見た、見ていない関わらず1時間後には消えてしまう機能で「セルフタイミングメッセージ」と呼ばれています。
そのため、1時間ごとに受信箱をチェックし続けなければならないという大きなデメリットがありますが、もしアドレスが誰かに知られてしまったときのために、この機能はプライバシーを守ってくれるでしょう。
最初のメールアドレスはいつでも変更することができ、自分で文字列を設定することができます。また、サーバーにForget Meリクエストを送信することで自分のメールアドレスも削除の機能もあります。
3.Lavabit
Lavabitは、アメリカ製の確実なメールサービスを提供する企業です。実際、アメリカ国家安全保障局(NSA)の元局員、エドワード・スノーデン氏が利用していたことで一時有名になりました。
Lavabitを利用するときには、3つのレベルの暗号化を選択することができます。
Trustful mode(信頼モード ):自分のデータをサーバに預けることができる
Cautious mode(慎重モード) : サーバーには暗号化されたデータしか保存されない
Paranoid mode(パラノイドモード): 暗号化された鍵であっても、サーバは決して鍵にアクセスできない
現時点では既存ユーザーまたは招待コードをもつユーザーのみ、新規登録可能で、登録希望者が世界に多くいるほど人気のようです。
4.TrashMail
普段使っているメールアドレスにメッセージを転送するとき、使い捨ての匿名メールアドレスが欲しいと思いませんか?TrashMailを使って、指定した時間だけ有効な偽のメールアドレスを設定することができます。
このメールアドレスを利用することで、匿名性を保てます。アカウントを作成する必要はありませんが、メールアドレスを管理したい場合はアカウントを作成する必要があります。
使い方は、利用可能なドメインの中からお好きなものを選び、カスタムメールアドレスを作成。メールの転送先となるメールアドレスを入力し、使い捨てのメールアドレスが削除されるまでの期間を選択します。また、TrashMailのChrome拡張機能をブラウザに追加して、そこから利用することもできます。
5.Tem Mail
Temp Mailは、一時的なメールアドレスを探している人のために作られた、匿名メールアカウントです。このサイトは非常に使いやすく、アカウントの登録は必要ありません。
サイトにアクセスするとすぐに、一時的なメールアドレスが表示され、ランダムなドメイン上のランダムな文字と数字の列です。
ページを開くとすぐに受信箱が利用できます。受信箱を消去したり、仮のメールアドレスを削除したり、仮のメールアドレスを編集して新しいメールアドレスを作成することができます。
ゲリラメールとは異なり、この一時的なアドレスからメールを作成して送信することはできません。むしろ、メール登録が必要なフォーラムやサイトに匿名で登録するのに適しています。
6.Mailfence
Mailfenceは、厳格なデータ保護法で有名なベルギーに拠点を置く、安全なメールサービスです。Gmailのような人気はあるものの安全性に欠けるメールプロバイダの代替としては最適です。そのため、米国の競合他社よりも優れたプライバシーと匿名性を提供しています。
暗号化メールアドレス、カレンダー、連絡先機能を備えています。こちらは日本語対応しているので、問題なく送受信に対応します。スマホアプリはないため、パソコンのみ使用できます。
まとめ
以上が海外で提供されている、匿名メールサービスについてでした。メールアドレスを持っていないとき、メールアドレスを教えたくない場合、面倒な手続きをすることなくすぐにメッセージを送信したい場合、こんなときに匿名としてメールを送信できるのが魅力です。またメモ代わりに自分へ送信して使う方法もあります。
しかし匿名でメールサービスを使用するからこそ、プライバシーを強化する必要があります。新しいアカウントを作成するときは同じパスワードを使わない、個人を特定できる愛ような情報を含めない、Facebook、Twitterのプライベートで使うSNSアカウントに匿名メールアカウントは使わない。正しく匿名メールアドレスを使用して生活を豊かにしていきましょう。