個性は十人十色ー陽キャ陰キャに混合型も?
「陰キャ」と「陽キャ」という言葉を聞いたことはありますか?
おそらく、令和を生きる多くの人がこれらの言葉を聞いたことがあったり、あるいは使ったことがあったりすると思います。
特に、最近特に若い世代ではこういった言葉が当たり前に使われていますよね。
今回は、陰キャ・陽キャというカテゴライズと、個性というものについて考えてみようと思います。
若者言葉は増える
若者言葉というのは日々生まれ、流行っては廃るを繰り返していきます。
流行りのまま長く定着する言葉もあれば、時間が過ぎると使われなくなっていき、「古い」「死語」なんて言われるものもありますね。
最近では「パリピ」に続いて「陽キャ」「陰キャ」といった、人をカテゴライズする言葉がよく使われ、定着しつつあります。
以前ではカテゴライズする言葉というとギャル・ヤンキー・やんちゃ・真面目・根倉・オタクなどがあったでしょうか。
それらと比べ、陽キャと陰キャというカテゴライズは少し枠が大きくなり、よりざっくりと人々を二分して表すもののようです。
まずは陽キャと陰キャという言葉について考えてみましょう。
陽キャと陰キャとは
例えば、先に出したギャル・ヤンキー・やんちゃあたりは陽キャ側、真面目、根倉、オタクは主に陰キャ側にまとめられます。
陽キャと陰キャは、文字通り、陽=明るいキャラ、陰=暗いキャラといった分類をする言葉です。
学校カーストなどでは上位は陽キャ、下位は陰キャといった具合に分けられがちですね。
では、明るい・暗いというのは、具体的にどのように判別されているのでしょうか。
それは、突き詰めていくとコミュニケーション能力の差のようです。
コミュニケーション能力の高い人は友達も多く、明るい。
対して、コミュニケーション能力の低い人や、苦手としている人は友達が少ないかいない、大人しく暗い人という印象を周囲に与えます。
それらを判断材料として、陽キャ・陰キャを区別しているのが今の若い世代の「人のカテゴライズ」です。
身の回りで陰キャ・陽キャと言われる人、あるいは自分のコミュニケーション能力はどうでしょうか?
必ずどちらかに分類されるか?
それでは、カテゴライズする際のポイントはコミュニケーション能力の与える印象として、人々は必ずそのどちらかに分類されているのでしょうか?
答えはNOです。
かならずどちらかにキッパリ振り分けられるということはないんですよね。
この記事では、陰キャ・陽キャのどちらでもない場合を混合型の人として紹介します。
混合型
混合型の人は陽キャ・陰キャと呼ばれるどちらの性質も併せ持ちます。
相反するように見える2つのキャラクターを併せ持つ人とは、例えばどのような人か考えてみましょう。
具体的な2面性を例にあげてみましょう。
ギャルでオタク
まずはベースが陽キャ、加わる要素が陰キャのパターンです。
ギャルというとサークルがあったり、友達と遊んだり、明るいというイメージが非常に強いタイプの人を思い浮かべると思います。
それはそれとして、オタク趣味を持つギャルももちろんいます。
特に、陽キャコミュニティにいつつ、アニメなど二次元コンテンツを対象としてオタク活動に勤しむ人は実は多いんですよね。
例えばYouTuberのまあたそは、若い頃から今現在まで、基本的に思考やテンションが「ザ・平成のギャル」です。
明るくポジティブで、色々な人と仲良くなれる、おしゃれな人ですが、一方でかなりオタクの一面も。
サンリオキャラクター「ハンギョドン」や、僕のヒーローアカデミア「上鳴電気」のかなりのオタクで、動画内でもオタクらしく気を狂わせるシーンが多々あります。
まあたそのように、ギャルでオタク、陽キャながら陰キャの要素があるという人も、特に最近では増えているようです。
運動部でコミュ障
次に、所属が陽キャでありつつ個性としては陰キャに分類されるパターン。
例えばダンス部などの部活に所属していると、それだけで陽キャのイメージがつきますが、個人の性格としてはいわゆるコミュ障であったり、人と一緒に盛り上がるのが苦手という人も一定数いますよね。
陰キャだとそういった明るい場所に自らいかないのでは?と思うかもしれませんが、例えばアイドルを想像してみてください。
ステージ上でスイッチが入れば明るく振舞いますが、オフになればすっかり静かになるというキャラの人もいますよね。
あるいは、自称を含めればゲーム実況者のキヨは、サッカー経験者であり非常に明るく、饒舌な実況動画を出す一方で、プライベートではその反動のように喋らないんだとか。(自称)
また、別の人ではブライアンも同様のことを自称していますね。動画の外では全然喋らないし、疲れちゃうそうです。
一方、陽キャの例で出したまあたそは、動画外でもそのまんま、明るくよく喋る性格なんだそうです。
何かのスイッチによって、一定時間だけは明るく饒舌になれるけれど、それ以外では人と関わるのが苦手であったり、一人でいたいという陰キャの面を持つという人も多いようですね。
陽キャと陰キャ・混合型に優劣はある?
よくある印象として、陽キャと陰キャに上下感がつけられることですね。
陰キャが陽キャに憧れるような、陽キャが陰キャを見下すような描写がある作品も見かけます。
集団において優劣をつけてしまうという思考は、本能的に仕方ないことではあるんですよね。
実際、コミュニケーション能力の違いで陽キャと陰キャを分けるとすれば、集団社会を築く人間においてはコミュニケーション能力に長けた陽キャが上とされるのは理にかなっています。
しかし、一方で陰キャに分類される人は一人での作業に長けていたり、何かの分野で知識に長けていたりと、一人の時間を活かした長所がある場合が多いものです。
そして、一人の時間と人とのコミュニティの時間とのバランスを上手くとっている混合型の人々。
陽キャ・陰キャ・混合型の説明だけでもここまで書けてしまいますから、個々に解説していけば更に踏み込んでそれぞれの長所・短所が見えてくるでしょう。
陽キャと陰キャに優劣がつきがちなところがありますが、カテゴライズだけでなく、人の個性をきちんと見られるような視野をもっていたいですね。
個性は十人十色で良い
陽キャ・陰キャという、人をカテゴライズする言葉が定着し出していますが、決して誰しも必ずそのどちらかに分類されるというわけではありません。
個性というものははっきりと分類できるものではありませんし、全く正反対の面を持つ1人の人間がいるのも普通のことです。
自分が陽キャか陰キャかということにこだわる、あるいは、陽キャや陰キャというハッキリとした分類に憧れを持つ若者も少なくありません。
しかし、あくまでカテゴライズはカテゴライズ、人を個人として認識し、接することが大切ですね。
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