カラフルな人生のおすすめ
ワタシは40代半ば、離婚歴ありで2人のコブ付き女性である。
コブは、小学高学年の男子と低学年の女子を指す。元夫はラグビー強豪国出身であり、お国柄の一般的なイメージはお気楽、週末はバーベキューを囲むというものであるが、どういうわけか、彼は、明治時代のじいさんのように自分と身内以外に厳しく、細部にまで口出しするA型男子、ではなくO型男子であった。ワタシは、秘かに、彼は輸血を受けた際に血液型が変異したのに気づいていないだけだと、未だに信じている。
ちなみに、「元夫」は世の中では、大人の間で汎用されている言葉であるが、ワタシは、婚姻関係にある最中、彼を夫や旦那、主人などと俗称で呼ぶことを全力で避け、他人には相方と、友人にはアイツと表現していたのに、離婚した途端、そんな大人びた表現ができるようになった。アイツ、いや元夫のことは後ほど、読者の皆さんに嫌と言われるまでネタ出し屋として活躍してもらうので、乞うご期待。
あやうく紹介を忘れそうになったが、上記コブは両者とも、変に大人びているが、母親から受け継いだケセラセラ精神と愛嬌を持ち合わせており、近所のお年寄りからスーパーのレジ係のおばさままでに声をかけていただき、それら無形の愛をも勝手に栄養化して育ってきた。
母親から見ても、お得な人種である。嫉妬心さえ抱いてしまう。ワタシもそのおこぼれをもらっているので、文句は言えない。
もうご存じだと思うが、母親とはワタシのことであるが、そのワタシは記憶をたどれば、主に中学生の頃から数奇な出来事を見聞きしてきた。それは成人しても続き、友人との心のふれあいの場には欠かせないネタとして、場を大いに盛り上げてくれた、と勝手に思い込んでいる。
このくだらないネタを公開しようと思ったのは、実は何気に、真剣にタイトルに込めた気持ちが原動力である。こんなに色々な出来事に遭遇しても、人間はまだまだ楽しく、そしてそれらを糧、別名「ネタ」として人生を邁進することができるんだと感じてくれる読者がいれば、ワタシは儲けものだと強く思うのだ。
イントロはもういらないと叱責されそうなので、次回から本チャンに突入する意気込みがあるうちに、一旦、退席。