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帰ってくれタローマン特撮美術 重工業編

帰ってくれタローマンには特撮美術・特撮監修とミニチュア製作で参加しました。改めて特美スタッフ名を掲載いたします。

特撮美術と特撮監修:石井那王貴
特撮美術助手:橋本卓人 渡邉聡 橋本彗 鈴木優太
美術応援:藤野崇志 岩倉周平
ミニチュア造形:瓜生遼太郎

橋本卓人、石井那王貴、渡邊聡
橋本彗、鈴木優太


タローマン18話「捨てる主義のすすめ」冒頭で飛来する隕石のミニチュアです。 21世紀の現在ならほぼ確実にフルCGになるであろうカットもタローマンではミニチュアを使用しました。中に電球と煙玉を仕込み、ピアノ線で吊って落下させてます。

隕石のミニチュア
隕石が落ちる位置をチェック


奇獣「重工業」が突き刺すオフロードダンプのミニチュアです。突き刺しやすくするために紙でボディを製作しました。

ダンプのミニチュアをセッティング中
製作途中のダンプのミニチュア


製作途中の鷲野ビルたち。 屋上の切り文字看板は1文字ずつ紙をカッターで切り出しています。 切り文字看板は「、」とか「・」のような細かいパーツが、うっかりすると他の文字と混ざってしまうので、切り抜いたら各文字ごとに紙コップに入れて混ざらないようにしていました。



鷲野ビルに細工をしている特撮美術スタッフ。
タローマンのミニチュアは実際の1/25の大きさで作られています。ミニチュアとはいえ7階建ビルにもなると高さは1m近くにもなります。


逆さに吊った飛行機を撮影し、あとで正対させることで吊り糸を目立たなくする特撮の手法です。
古典的なやり方ですが、なかなかうまく行きました。飛行機を吊っている棒はモーターで回転します。

逆さに吊られたパッションイーグル1号


パッションイーグル1号のコクピット内引きミニチュアです。コクピット内シーンの役者さんの合成用背景として使用されました。実はこのようなところにもミニチュアが使われています。

パッションイーグル1号のコクピット室内モデル

(文・石井那王貴)

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